Switchゲーム紹介のコーナー。
今回は「天穂のサクナヒメ」です。「てんすいのさくなひめ」。
天穂=てんすいって読めるものなんですかね?
これを書いている時点では、プレイ時間4時間弱、米を2回収穫した辺りです。
天穂のサクナヒメあらすじ
神々が暮らす「頂の世(いただきのよ)」と人が暮らす「麓の世(ふもとのよ)」。
その頂の世で、主人公のサクナヒメは、武神と豊穣神の子どもとして、酒を飲みながら悠々自適に暮らしていた。
しかし、そんな頂の世に、偶然にも空腹で死にかけている田右衛門(たうえもん)達が迷い込んでしまった。
その原因はサクナヒメが酔って絡んだ(一応、助けた)ことがきっかけと思われる。
盗み食いをしていた田右衛門一行を追い払おうとしたサクナヒメ。
しかし、うっかりたいまつを酒や油に引火させ、大爆発を起こしてしまう。
田右衛門たちともども、主神カムヒツキに捕まったサクナヒメ。
罰として、頂の世のハズレにある「鬼島」に赴き、鬼の発生原因を調べてこいと言われてしまう。
かくして一行は、鬼島へと向かい…
拠点を構え、鬼たちを成敗しながら暮らすことになったのだった。
ゲームシステム:季節と時間と天気と
天穂のサクナヒメは、主に二つのパートに分かれています。
ひとつは横スクロールアクション、もうひとつが稲作です。
ちなみに戦闘難易度と稲作難易度が選べる世界初のゲームだと思います。
前提として、ゲーム内に季節と時間があります。
春夏秋冬、そしてそれぞれの季節が3日分。
なので、1年が12日間となっています。
そして時間経過があり、日中と夜とでできることも変わってきます。
また、気温や天候も用意されており、それによって稲作パートなどで様々な条件が変わってきます。
ゲームシステム①:アクション
まずアクションについて。
島内マップからステージを選んで、そこからアクションが始まります。
行ける場所はストーリーの進行やアイテムの獲得状況(?)等によって増えていきます。
各ステージは、比較的オーソドックスな2D横スクロールアクションです。
サクナヒメと敵は体力性、ダメージは数値で表示されます。
Bボタンでジャンプ、Yボタンで弱攻撃、Xボタンで強攻撃、Aボタンで必殺技。
特徴としては、Rボタンで羽衣を伸ばすことができ、壁や天井に張り付いたり、敵の後ろに回り込んだりすることができます。
敵は動物型の神=獣神です。
ウサギやスズメ、イノシシ、熊など日本にいる動物がほとんどで、大型のボスキャラも出てきます。
動画で見た方が分かりやすいかもしれません。
連続攻撃や、敵同士をぶつけて大ダメージなどの要素があります。
アクションパートの目的は、もちろん「鬼」を倒すことですが、食糧・素材集めという要素があります。
ここで食材を集めて、「食事」をとることで、攻撃力やHPなど一時的にステータスが上がっていきます。
夜になると、敵が大幅に強化されます。
昼間は何十発とダメージを受けても大丈夫な場合でも、夜になるとダメージが10倍くらいになり、またHP・防御力も高まって「1ダメージ」しか与えられないことも。
なので、基本的に夜の冒険は相当難しいです。
ゲームシステム②:稲作
そして本作の特徴である稲作について。
このゲームは、田んぼの成形や水の引き込みまでは流石になく、整った田んぼに田植えをするところからスタートします。
この田植えですが、サクナヒメが後ろ向きに進んだり、押しではなく長押しで植える動作に移ったり、カメラ(視点)が徐々にずれたりするので、かなり戸惑いました(こちらも動画あり)。
これも自動ではなく、手動で一本一本、計50本を植えていきます。(後にどんどん増えていきます)
こうして苗を植えた後は、日々の管理をしていくことになります。
まずは水を張ります。
かなり微調整が可能で、水が溜まっていく様子がかなりリアルに表現されています。
SwitchでこれならPS4はもっとリアルなのかな。
(下の画像だと雨なので分かりづらいですが)
苗の様子は、いつでも見ることができます。
ステータスの意味は、今の私のレベルではイマイチ分かりません。
季節が進むと、少しずつ育っていきます。
途中、水量の調節や、いったん水を抜く中干し、雑草の駆除など管理していきます。
秋の1~2日目になると、だいぶ稲穂が実ってきて、いよいよ収穫の時期です。
収穫ももちろん手動です。
なお田植えなども含めて、田右衛門に任せる=オートもありますが、収穫量やコメの品質が下がるようなのでまだ試していません。
稲刈りをすれば終わりかなと思いきや、次は「稲架掛け(ほさがけ)」。
何となく見たことはありますが、これも手動でやります。
といっても、Yボタンを押すだけですけどね。
ここで稲を乾かす必要があるので、天候によって何日かゲーム内時間を進める必要があります。
ここまで来ると、次ももちろん作業です。
次は脱穀。
十字キーとYボタンを淡々と操作して、稲から米部分を取り出していきます。
(後に、千歯こきが開発されました)
そして最後に「籾摺り(もみずり)」という工程です。
臼と杵を使い、いわゆる精米作業をしていきます。
玄米はすぐにできますが、「白米」にまでするのに1~2分は十字キーを延々と上・下と押していきます。
(これも後に足踏み式の臼が開発されました)
そしてようやく、新米完成!
米ができると、サクナヒメは強くなっていきます。
しかし、「イマイチじゃったな」とボイスが出ましたので、恐らくあまりいいお米にはならなかったようです。
初めてだし仕方ない。
2年目は更に要素が増えていきます。
まずは田んぼを耕す「田起こし」からスタートします。これは冬にやっておきます。
クワを使って田んぼを全部耕します。
次に、「たい肥作り」という要素も追加されます。
アクションパートで集めたものを使って、土壌改良も行っていきます。
肥溜めもあるよ。
あとは再び、日々の水の調節や雑草取りなどをこなしていき…
そして秋にはまた収穫を迎えます。
ちなみに2年目も「イマイチじゃったな」でした。
こうして、アクションで食料や素材集め⇒帰ってきたら水田の調整⇒食事⇒食料や素材集め…というのが、このゲームの主な流れのようです。
合間にストーリーが差し込まれ、新しいばしに行ったり、ボスを倒したりしていきます。
稲作については、田右衛門が何をすればいいのかはアドバイスしてくれるので、細かい調整はさておき、知識がなくても大丈夫です。
(追記)
3回目は、種もみの選定も追加されていました。
泥水に種もみを入れてかき混ぜると、質が悪い種もみは浮いてくるそうです。
選定されるので苗の数=収穫量は減りますが、質の良いコメが取れるそうです。
サクナヒメ感想まとめ
まだ数時間しかプレイしていませんが、噂だった稲作は、アクションゲームが本質のはずなのに、かなり細かく作り込んでありました。
逆にまだ数時間だからいいですが、この作業を何年分も繰り返すことが、マンネリにならないかという懸念はあります。
本気でやろうとすると、肥料や気候、そして大量の素材など、かなり時間がかかりそうです。
作業ゲーが好きな人は、相当ハマるんじゃないかと思います。
アクションについては、特に書くこともないのですが…
コンボゲー&今どきのソフトにしては、少し操作性が悪いかなというのがありますね。
思ったよりもサクナヒメの動きがもっさりしていますし、敵のスーパーアーマーが結構厄介です。
羽衣アクションも悪くはないのですが、爽快感ではなく、あくまで移動手段に過ぎません。2段ジャンプ等でも良かった気がしなくもない。
また、夜になると敵が異常に強くなりすぎるのと、画面がかなり真っ暗でステージが見えません。
また、一番厄介なのは敵がどっか行ってしまうことです。
全ての敵を倒さないと進めないところがあるのですが、敵を吹っ飛ばしたり、逆に敵自身がどこかに突進等をして、はるか彼方に行ってしまうことがよくあります。
苦労して崖を登ってきても、倒すべき敵が自ら落下していき、探しに降りていって…ということが多々ありました。
この辺が少しマイナスポイントですかね。
今回はNINTENDOからダウンロードで買ったので、5500円くらいかかっています。
まだ序盤なので面白めに感じていますが、この後で「ボリューム」や「飽きのこなさ」が継続していくのかが気になりますが、もうしばらくプレイしてみます。
来週は桃鉄が発売になっちゃうので、それまでにクリアできるといいんですが…
作業ゲーが好きな人は、そうとうハマるんだろうなあ。
過去のSwitchゲーム紹介記事