グルメよりは貧乏舌で良かったなあと思います。
何を食べても、それなりに満足できるチープさよ。
冷蔵庫を買い換えました。
正直、買う前の気分より、実機を置いて使ってみると、それほどの感動はないのですが、それでも以前よりは食材をストックして自炊するように心がけるようになりました。
いつまでその気分がもつか、分かりませんが。
私は一人暮らしの会社員ですし、それなりに勤務時間が長いので外食が多くなります。
外食に望むことというと、値段、味、立地、時間、空間、雰囲気などいくつかあると思いますが、ひとりで会社帰りにさっと食べたいときは、「値段と時間と味」になります。
吉野家のキャッチフレーズは「早い・安い・美味い」です。
(正確には、「うまい・やすい・はやい」の順のようですし、時々入れ替わっていたそうですが、私はこの順番で覚えていました)
ただ、こんなに3つも望むのは、ちょっと贅沢な気がしてきました。
どれか一つを欠いたとしても、それなりに良い店のような気がします。
あくまで、この3つに価値基準があるとして…
例えば高級なお店。
こういうお店って「美味い」けれども、決して「早い」ことはありません。
そしてもちろん「安い」もありません。
お金の問題はさておき、一人暮らし、特に次の日も仕事なんてときは、ゆっくり時間をかけて食べるというのはあまり望ましくありません。
※あくまで一人で食べるときの話であって、誰かと行くときはゆったりでもいいし、何か特別なときは時間をかけても良いとは思いますが。
こう考えると、2つ揃うだけでもなかなか大変ですよね。
お金を払う料理である以上、「不味い」はさすがに勘弁してもらいたいですが、「特に美味いわけじゃないけど、不味くはないよね。で、安くて早いよね」くらいでもう十分満足です。
安くて美味いけど、遅い店ならたまにあるかなあ。
でも安さが売りになっているところで回転率悪いと、そもそも経営的にアウトな気がします。
なんでこんなことを思ったかというと、「富士そば」事件のせいです。
私は、富士そばは好きな方だったんですよ。
今回のタイトル通り、「安い・早い・不味くはない」の三拍子が揃っていました。
ただ、先日の雇用調整助成金(?)の搾取事件がありましたからね。
原材料等もどうなっているのか、分かったもんじゃありませんし、何より税金を掠め取る行為。
(ネットの意見をちらりと見ると、「飲食店なら、これくらいのブラックは当たり前」的な論調が多くて辟易しましたが)
事件の真相はさておき、私の中で富士そばは懲役3年くらい=3年くらいは食べに行かないようにしようと決めております。
ついでに前にも何度か書きましたが、伝説のすた丼については、もう10年以上前だと思いますが、スポンジが入っていたので二度と行かないと誓っています(再度誓い)。
とはいえ、「安い・早い・美味い」だけが食事の価値基準ではないと思います。
私のような補給・給餌に近い食事よりも、食に時間とお金がゆったり使えて楽しめるというのは贅沢で素晴らしい事だと思います。
コーヒーを挽くようになったのもそういう考えに基づいてという面もありますが、まだその領域には至っていません。
「高いけど、早くて美味い」店って何かありますかね?
高級回転寿司…も1皿800円くらいするところは「高い」と思いますし、回っているのを直で取れば最速に近いですし、美味いは美味いですが、世間一般の「高級店」とも違うかなあ。
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