Switchゲーム紹介のコーナー。
今回は「Slay the Spire(スレイザスパイア)」というゲームです。
ローグライクなカードバトルです。
カードバトル系はそんなにやったことありませんが、連鎖・組み合わせが面白いゲームだなあと思います。
Slay the Spireの概要
ストーリーはあるようでほぼありません。
一応、最初の操作キャラはアイアンクラッドという男。
「鉄仮面の兵士の生き残り。悪魔の力を得るために魂を売り渡した」とありますが、その設定が活きるのかは分かりません。
それぞれ特性の異なるキャラクター’(のちに4人)から1人を選び、ダンジョンに旅立ちます。
ローグライクにありがちなマス目・ターン制(不思議なダンジョン的な)ものではなく、ボスまでの道がそれぞれ毎回異なるというものです。
マップの中でスタート地点を選び、後は上方向に向かって進んでいきます。
その中で、バトルやイベント(?マス)、ショップ、宝箱など、様々なマスで何かが起きていきます。
最終的には、一番奥にいるボスを倒せばクリア、HPが尽きれば失敗となります。
ターン制カードバトル
敵マスでは、敵とのバトルになります。
このゲームは、ターン制のカードバトルになっています。
以下は初期の場合の説明ですので、アイテム等によって状況は変わります。
最初は自分のターン(左側)。
プレイヤーは1ターンごとに「エナジー」を3持っています。
カードの種類によって、エナジーを0~Xまで使用するため、0エナジーのカードを除いて、行動回数に制限があります。
エナジーやカードを使い切らなくても、Yボタンでいつでも自分のターンを終了できます。
エナジー3と共に、ターンの始まりには、手札(デッキ)から5枚のカードが配られます。
カードは主に「アタック」「スキル」「パワー」の3種類のカード(その他妨害系のカードもありますが)があります。
アタックはその名の通り、敵にダメージを与えるもの。
スキルはガードや敵への状態異常を与えるもの。
パワーは一度使えば戦闘中ずっと効果を発揮するデバフのようなもの。
エナジーや相手の状況を見て、手持ちカードを使っていきます。
自分のエナジーの割り振りだけではなく、相手の行動も考えなくてはなりません。
下の画面でいうと、「相手はこちらに10ダメージを与える攻撃をしてくる」ということが分かります。
そのため「スキル」カードの防御を使う、「アタック」でさっさととどめを刺すなどの戦略があります。
カードを増やして減らして強化して
このゲームは、自身が強くなるというよりはカード収集・強化や、レリックと言われる装備品を拾うなどで強化されていきます。
まず、戦闘に勝利すると、新しいカードが貰えます。
これによって、戦略の幅がどんどん広がっていきます。
強いデッキにするためには、不要なカードは捨てることも必要です。
拾うのに比べて捨てるチャンスは少な目ですが、使わないカードは処分して、バトルで効率的に良いカードを引けるようにするのも大切です。
HPの回復手段はかなり限られているので、時には休憩も。
お店には様々なカードやレリックが売られていますが、お金が無ければ何もできません。
時には「?」マスに飛び込んでみると、アイテムがもらえたりお金がもらえたりと良い事もあります。悪いこともありますが。
そうして、ダンジョンの奥にいる強力なボスへと挑んでいくのです。
コンボが決まると楽しい!
最初は、アタックと防御が中心で、まあそれほど選択の幅もないかなと思いました。
しかし、いろんなカードを手に入れて使っていくうちに、すぐに戦術に大きく幅があることが分かりました。
1ターンに6ダメージしか与えられないこともあれば、デッキを組んで理想的なタイミングで手札が繋がり、200ダメージくらいに達することも。
割とサクサク進みますし、「これは負けるわ」というところから、「あれ、こう繋げばいける?」となって、最後に逆転できるというのも何度か体験しました。
戦略的にカードの順番などを冷静に見返すと、逆転の目が見えてくるというのはいいですね(そこまで深く悩まなくても何とかなることも多いですが)。
一方で、いやらしい(性的じゃないよ)敵が多いです。
だいたいの敵は攻撃よりも状態異常を連発してくる印象。
例えば、こちらの手札に使用不可のゴミカードをバラまいてきて攻撃も防御も何もできないようにするとか、回復魔法を使ったりとか。
特に対複数の場合、有効打となるカードがないと、じり貧で削られることがしょっちゅう。
そして最後は息絶えます。
マイナス面
まずグラフィックはややしょぼいです。
すぐに慣れるのでそこまで気になりませんが、こちらのキャラも敵キャラも、何となくWindows95時代のキャラっぽい感じがします。
まあグラフィックで売っているゲームではないので、気にしなくてもいいでしょう。
もう少し本質的なマイナス面でいうと、操作性が不安定なことがたまにあります。
アイテムも「捨てる」にデフォルトでカーソルが当たっていることがあります。
これが毎回そうならいいのですが、時々「使う(飲む)」にもなっています。
また、カード選択がちょっともっさりしているというか詰まる(ラグる)ことがあるので、間違えて隣のカードを捨ててしまうということがたまに発生してしまいます(確認すりゃいいんですが)。
あとは、下の画像のようにカードの説明が邪魔で敵のHPが見えないことは結構頻発。
ローグライクゆえに、通常のカードゲーム以上に運ゲー要素が強い部分があります。
良いカードや良いレリックをいかに手に入れるかということもありますし、敵の強い弱いやイベントマスでの仕掛けなど、かなりランダム要素が強いです。
そうなると、効率的にクリアを目指すにはリセマラがいいのかもしれませんが、それでクリアしても面白くもないですし…(リセマラに時間はかからないんですけどね)。
かといって良い手札が無くても、そこそこは進めてしまいますし、逆に言えばそこそこのところで詰みます。
これは好みの問題もあって、「こんな手札とイベントで、こんな強い敵を引いたらそりゃ勝てませんわ」という絶望感を与えられることもありますが、それも含めてローグライクの魅力と言えばそうかもしれません。
感想まとめ:結局は面白いと思う
マイナス面を長めに書きましたが、それでもトータルで見れば面白いゲームだと思います。
一見使えなさそうなカードも、ハマる時にはハマるというのもいいですね。
何度かやっているとだいたい同じようなデッキ構成を目指してしまいますが、新しいカードも使ってみるというのも楽しみの一つだと思います。
4種類のキャラクターごとに特徴が全く違うため戦略も異なり、それもなかなか考えられていて面白いです。
例えば3人目のキャラクターはロボットで、4つのエレメンタル(?)を生成しながら戦略を練っていきます。
今のところ10時間ほどプレイして、3人のキャラでクリアしました。
しかし1~3人目でクリアしても、エンディングは謎を残したままでした。
どうやら4人目のキャラクターで「鍵」を集めてクリアすると、何かしらストーリーが分かりそうです。
まだ4人目に慣れていなくて、数回のチャレンジではクリアできていません。
他にもオンラインでデイリーチャレンジや、自分で設定を決めてダンジョンを進むモードなどもあるようですが、まずはメイン部分をクリアしたいと思います。
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