Switchゲーム紹介のコーナー。
今回は、売れに売れているらしい「桃太郎電鉄」(桃鉄)です。
プレイ自体は恐らく「桃鉄7」以来ですし、もう少し新しいものも動画で見たことがあるので、多少の知識はあります。
桃鉄の概要
今さら説明が必要かどうか分かりませんが…
簡単に言えば、鉄道会社の社長となり、サイコロを振って日本全国の駅を周って物件を買い集めるボードゲームです。
物件を買って決算で収入を得て、更にそれを投資して。
サイコロを増やしたり相手を妨害したりするカードを駆使して。
目的地が毎回設定され、目的地に着くと賞金が貰える一方で、一番遠かった人には貧乏神がつき悪さをします。
1回行動するごとに1か月が経過し、1~100年間のプレイ期間の中で、最後に資産が一番多い人の価値です。
いくつかモードがありますが、ひとりぼっち向けの「ひとりで桃鉄」をプレイ。
もちろんプレイ期間は100年です。
駅が相当増えて、日本が広くなった
まず、駅数が非常に増えており(名前のある駅も無い駅も)、日本全体がだいぶ広くなっています。
東京は元々駅が多かったですが、大阪も地下鉄が追加されています。
首都圏の最新(?)の駅の「高輪ゲートウェイ」も途中で追加されました(カード売り場)。
また、北海道が非常に広くなっており、横断するだけで20~30マスはざらにかかります。
利尻島なども増えてましたし。昔はもっと狭かったような気がしたんですけどね。
ただし、移動に関するカードの性能も格段に上がっていたため、そこまで苦にはなりません。
例えば「リニア周遊カード」は8個のサイコロを振れますが、その入手難易度はかなり低いので、いつでも持ち歩けます。
一番遠い目的地でも(恐らく)90マス弱ですので、リニア周遊だけでも3回くらいで辿り着けますし、その他の便利なカードを使えば、だいたい2回で全国どこでも行くことができます。
また、最後の方では、未来超特急(?)ができ、札幌辺りから福岡辺りまで、数マスで辿り着けるようになります。
知らない駅が多いなあ
駅が大幅に増えたおかげで、知らない駅がだいぶ増えました。
東北辺りは駅も少なめなので、何となくわかりますが、中部・近畿など西日本はイマイチ弱いです。
また、金沢駅の隣に「香林坊」や「茶屋街」があるなど、鉄道駅以外も物件駅になっていました。
下の画像で言えば…九州も何となくは分かりますが、秋月とか茂木とかは知らないですね。
沖縄もいくつか駅が増えていました。
一方で、海外はサイパンなどが減って「ホノルル」のみになっていました。
100年プレイでやっても、1回しか目的地になりませんでしたし、もはや必要だったのかなあ。
自分の県の駅だと、少し気になりますね。
幕張駅には、マリーンズ、幕張メッセ、ホテル群…
仕方ないですが、ディズニーも売られています。
幕張駅の隣に船橋駅のマスがあるのですが、現実の距離的にはそっちの方が近いというズレが少しだけ気になります。
また、スタートトゥモロウはZOZOですが、「千葉」の近くに移転が決まっています。
山形駅が田舎過ぎるというのも話題になったみたいですね。
100年プレイのダイジェストと貧乏神
100年プレイの超・ダイジェストです。
1年目から、目的地を取って、そこそこ好調なスタートでした。
ちなみに敵のらいじん・ようきひは中級レベルの設定です。
最初の数年は、大変いい勝負でした。
私もプレイが久々で新しいカードなども増えて不慣れでしたし、まだまだ差が付きにくい状態というのもあります。
25年経過。
4分の1を終えて、この辺りまで来ると2桁差となっています。
キングボンビーがくれば、一気にひっくり返される可能性もある差ですが…
基本的には移動系カードを充実させつつ、適切な距離を保てばそれほど怖くありません。
ただ、デストロイモードがあり、これは防ぎようがありません。
キングボンビーが鉄道に変化して勝手にサイコロを振り、通った駅&近くの駅の物件を全て破壊します。
高額物件の多い東京や大阪辺りで発動すると、総資産が2000億程度しかないころに、1回で数百億円単位の物件を破壊されてしまいました。
(幸い30~40年くらいを過ぎると出なくなります)
ちなみに、ハリケーンボンビーはいなくなり、ポコン(だったかな?)というキングボンビーの子どもが物件を吹き飛ばすようになりました。
ついでにビッグボンビーという新しいボンビーもいます。
借金していると現れ、サイコロを振って借金額を1~6倍にしてきます。
…が、このゲームは1億円の借金も1兆円の借金もそこまで大差ない(返せるときは一気にゼロ円にできる)ので、あまり意味がありませんでした。
もう1つ注意すべきは、敵の「絶好調」。
これも基本的に突然なるので、防ぎようがありません。
(一応、カードで「絶好調崩し」というのがありますが)
抵抗できずに金を奪われたりカードを破壊されたりするので、キングボンビーなどと組み合わさると脅威にはなるでしょう。
とはいえ、その後も余裕な展開が続きました。
1兆円突破したころには、加速度的に資産が増えていきます
一番高い物件である「桃太郎ランド(10兆円)」も購入できるころには、日本全国の物件2201件を全て購入していました。
なお、桃太郎ランドを買うと、今持っている物件名を羅列するパレードが見られるのですが、2200件状態でやると15分くらい延々とかかるので止めた方がいいです。
収益が年間4兆円に上り、もはや全国統一です。
最後は鉄道も制覇しました。
そういえば鉄道会社の社長でした。
時事ネタとして、コロナウイルスで開催が危ぶまれた東京オリンピック・パラリンピックも、64年目に開催されます。
物件を持っているだけで、1兆8千億円近い収入が入りました。
そりゃあ開催したがるわけだわ。
100年プレイの結果
そして100年経った結果がこちら。
総資産は約165兆円でした。圧勝っちゃ圧勝ですね。
マイナスの方は、らいじん社長がカンストしてくれました。
目的地を圧倒的に取っているのは、リニア周遊カード等で、取ろうと思えばすぐに取れちゃうから。
逆に、コンピュータキャラと比べてプラスやマイナスに停まっていないのは、それだけ物件駅で投資していたからですね。
結局、貧乏神を避けることが重要なゲームですので、この結果は順当ですね。
キングボンビーに至っては、1度も被害を受けることなく終えました。
コンピュータプレイが2キャラいるので、計3人。
1年当たりだいたい15分前後なので、全部で20~30時間くらいかかりました。
久々なので、もう少し追い詰められるかと思いましたが、結果は楽勝でした。
感想:さすがに1人100年は飽きる&歴史ヒーローが強すぎる
さて感想です。
まず正直なところ、80年くらいで物件が全部そろうくらいで、もはやほぼ飽ききっていました。
イベントも毎年だいたい同じですし、リニア周遊カードさえ切らさなければ、どこへ行くにも不自由せず、緊張感もありません。
資産もほぼ増やしようがなくなっているので、もはやサイコロを振ることすら面倒な状況に。
色んな物件駅を周って名産を知るというのもあるのですが、カネ余りがあると、惰性で「全部買い」になってしまって駄目ですね。
なので最後の方は早く100年を消化するため、ひたすらコンピュータに牛歩カードを連打するだけのゲームになっていました。
完全なる消化試合ですね。
あとは、歴史ヒーローが基本的に強すぎます。
歴史ヒーローは、ゆかりの物件駅を独占すると味方になってくれ、自分の番に原則ランダムで能力を発揮してくれます。
物件はどんどん持ってきてくれますし、目的地付近まで運んでくれますし、金もバンバン稼いでくれます。
このヒーローが味方だったので、かなり楽勝でしたが、逆に敵が使役していた場合、相当嫌になったでしょう。
あまりに運の要素が強すぎるというか、取った者勝ちな能力の持ち主もいて、ヒーロー無しモードは欲しいなあと思いました。
感想まとめ
というわけで、一人で100年はちょっと長すぎる(敵が弱いせいもあったかもしれませんが)という点はありますが、日本が広がったのは良かったです。
あとは、細かいルール決めがカスタマイズできると更に良いかなあ。
上で書いた歴史ヒーローもそうですし、周遊カード系がとにかく強すぎるのもちょっと。
うちの兄弟もやりたがっていたので、年末年始にでも一緒にやってみようと思います。
そんなわけで、最後はこんな感じでした。
台風で何百億円と被害が出たり、物件が破壊される鉄道が通ったりしてましたが、いいんですかね。
リアル対人でやってたら、さらに平和とは程遠いんじゃないかな。
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