タイトル通りです。
都内の方やその他首都圏の方は見たことあるんじゃないかと思います。
JR駅に最近置かれているステーションブース(ワーク)という箱に入ってみましたので、その感想など。
正確にはいくつか機種があり、そのうちのSTATION BOOTHと呼ばれるボックス型のテレワーク拠点です。
会員登録と予約をしよう
使うには、会員登録が必須(のよう)です。
「JR StationWork」なんて検索すれば出てくるでしょう。
まずメールアドレスを入力し、届いたメール内のURLで登録フォームへと移動します。
会員登録はちょっとだけ面倒で、住所や生年月日まで求められます。
更に、会員登録後は予約をしないとSTATION WORKを使うことができません。
ログインして目的のSTATION WORKを探し、利用時間を決めます。
15分単位で、お値段は250円(+税)です。
空き状況はリアルタイムで見られるので、空いているボックスの空いている時間を狙って予約します。
一応、3分後の予約も取れるみたいです。
また、JRのサービスらしくSuicaが登録できます。
これは後に支払いや入室に使うために、事前に登録した方が楽そうです。
予約したら箱に入る
予約して時間になったら、番号のある箱に入ります。
予約したボックスをみると「予約中」と書かれているのですが、どうやら自分の予約のようでした。
ボックスの左側にある小さなタップ画面で、「会員の方」みたいなのをタップして、その後にSuicaをかざすと鍵が開きました。
非会員というのもあったので、もしかしたら会員登録無しでもいけるのかもしれません。
この辺の操作がかなり分かりづらかったです。
STATION BOOTHの中身
ドアが開くと、「予約は〇時〇分までです」とアナウンスが流れていました。
そして室内がこんな感じです。
実際、けっこう狭いです。
ギリギリ足を組めるかなぐらい、ただし横幅はそこそこあるので、そこは少しだけゆとりが。
と思ったのですが、コートを掛けたりカバンを置いたりする場所がないのでやっぱり狭い。
テーブルの下にはエアコンがありまして、温度はそこそこ快適です。
駅の改札内にあるので、もともとそんなに寒くないですが。
机のコード関連、Wi-Fi速度など
机の上には、消毒液、エアコンのリモコン、モニターなどが設置されています。
エアコンは珍しいリモコンでした。
温度が32度に設定できるって初めて見ました。
あとは、なぜか卓上の送風機がありました。
コンセントは普通のが2個、USB給電(タイプA)が1個でした。
また、モニターのケーブルはHDMIのみです。
なので、私のSurfaceにはそのままでは無用の長物でした。
そしてWi-Fiの速度です。
正直、これはそれほど速くないですね…
ただ、一人ZOOMを試したところ、まあZOOMくらいなら何とか大丈夫そうでした。
感想まとめ:追い詰められたら使うかも?
まあ最初の印象程は悪くない座り心地ではありましたが…
いくつかマイナス点があります。
まず、駅の改札内にあるので結構うるさいんですよね。
今回は海浜幕張駅にあるモノを使ったのですが、上に電車が通っているため、気になるっちゃ気になります。
加えて、エアコンの音が結構します。
古い冷蔵庫が夜中にブーンというよりはうるさいかな。
逆に言えば、WEB会議の声なんかは外に漏れているんでしょうか?
室内で多少、奇声をあげてみましたが、漏れたのかもしれません。
次はプライバシーについて。
正面から見れば、曇りガラスでいいんですが…
上の方が丸出しです。
私の身長くらいなら、上から覗き込むことは可能です。
角度的に、パソコンの画面までは見えないかもしれませんが、モニターは見えるんじゃないかな。
何より落ち着きません。
そして一番嫌なのはドアガチャされること。
物珍しいのか、単に治安が悪いのかよく分かりませんが、30分の間に2回もいきなりガチャガチャとされまして、気分を害しました。
カラオケで言えば、歌っている所に間違えて入ってこられたような気分ですね。
良く言えば、セキュリティは守られているのかもしれません。
そして、いきなり「ご利用時間終了の5分前となりました。ご退室の準備をお願いします」と言われ、そのまま退室しました。
(途中退室する場合は、またSuicaをかざせば入れます)
まあハッキリ言ってせっかくの個室なのに、音やガラスのせいで落ち着かないですし、値段も15分250円とそれなりのお値段がします。
そこそこ大きな駅の改札内にあるということは、近隣に喫茶店もありますし、個室が良ければコワーキングスペースやカラオケボックス、ネカフェなども考えられます。
そういうところなら、ドリンクバーくらいはついてますしね。
JRだけでなく、京成電鉄も同じようなのを設置していますし、その他のオフィスビルなどにも置かれているのを見たことがあります。
しかし、これを使うシーンというのがあまり想定できませんでした。
どうしても重要な情報を扱うので人目が気になるとか、WEB会議をしなければならないとか?
そこまで気にするくらいなら、そもそもテレワーク出来ない気がしますし。
空き時間をお金を払ってでも有効に使いたいような意識高い人が使うのかな。
私が使うことは、よっぽど追い詰められない限りはもうないでしょうね。