海外ドラマ紹介シリーズ。
今回はNetflixに目覚めた私がいるので、Netflixオリジナルシリーズの「GOOD PLACE(グッドプレイス)」です。
シーズン4で完結しておりますが、全て観終えました。
GOOD PLACEの概要
概要と言うか、冒頭のストーリーについて。
舞台は死後の世界です。
いきなり「GOOD PLACE」にやってきた、20代後半のエレノア。
彼女はスーパーマーケットの駐車場でカートに押され、その勢いで車道に飛び出た後、トラックに轢かれて死亡しました。
応接室に呼ばれ、マイケルと名乗る中年男性に、「ようこそ、グッドプレイスへ」と言われ、そのまま案内をされます。
そこは死亡した人の理想が散りばめられた街になっていました。
マイケルは建築家であり、死亡してGOOD PLACEにやってきた人物たちの理想の街を作り上げたそうです。
世界中の人間の、生前の活動が全てポイント換算されていて、一定の人は「GOOD PLACE」に、基準に満たない人は「BAD PLACE」に行く仕組みになっています。
ジャネットという人間型のアシスタントに頼めば、何でも教えてくれるし、どんな夢のようなものでも出してもらえます。
また、ソウルメイトと呼ばれる運命の人もそこには用意されていて、エレノアはチディという哲学教授(生前は)とソウルメイトになりました。
しかし、エレノアはチディに大きな秘密を打ち明けました。
彼女は生前にかなりの悪行三昧で、殺人や暴行こそしていないものの、人に迷惑をかけることなど何とも思わない超・自分勝手な人間でした。
職業は、電話で老人に偽薬を売る仕事であり、死亡時も駐車場でひと悶着あったせいで事故に巻き込まれたのでした。
エレノアとは正反対に哲学・倫理を重んじ、真面目過ぎるチディは、エレノアを何とか良い人間に再教育し、偽のエレノアだとバレずにGOOD PLACEにふさわしい人物に成長しようと努力を始めていきました。
死後の世界で何でもありのコメディ
基本的にはコメディ路線のドラマとなっています。
エレノアだけではなく、チディは優柔不断過ぎて人に迷惑をかけることもしばしば。
隣人のタハニは大金持ちだがプライドが高すぎ、そのソウルメイトのジャニュは修行僧で一言も口を利かないが、何かを隠している様子。
その4人+マイケル&ジャネットが中心となって物語は進んでいきます。
死後の世界の在り方という話になっていきますが、基本的には暗い話になることもなく、コメディタッチに進んでいきます。
世界観はふわふわしていますが、大抵のことは何でもアリです。
作品の雰囲気としては、AmazonPrimeの「アップロード ~デジタルなあの世へようこそ~」に近いイメージでもあります。
感想まとめ:結局何やってたんだっけ?
時々、目的がぼやけるというか、問題が解決する前に次の問題が発生して、結局何をやっていたのかイマイチ分からなくなることがありました。
この手の海外ドラマってトラブル&トラブルで、上手くいくことがあまりないので、少し観ていて疲れるんですよね。
まあそんなに深刻に見るドラマでもなく、さらっと見流しても楽しめるようになっていると思います。
ご都合主義と勢いでどうにかなった部分もありますが、それほど深く考える作品でもないように思います。
ただ終わり良ければ総て良しということで、最後の最後はGOODな感じで締められていて余韻は良かったです。
1話20分ちょいというのも、キリやすくて良かったですね。
自分はどっちに行くか
まあいわゆる天国か地獄に近い話ですが、自分の死後はどちらに行くでしょうか。
日本の地獄観からすると、次の五戒を破ると地獄行きです。
- 不殺生(殺さない)
- 不妄言(嘘つかない)
- 不倫盗(盗まない)
- 不邪淫(享楽に溺れない)
- 不飲酒(酒を飲まない)
これは結構無理じゃないですかね?
1~5の全てを未経験で生涯を終える人はそうそういないんじゃないでしょうか?
強いて言えば、3はたぶん経験がないつもりでいますが、知らないうちにあなたのハートを盗んでいるかもしれませんし。
これはどっちかというと享楽?
いずれにしても、皆さんも地獄でお会いしましょう。