海外ドラマやアニメなどを観ていて思ったこと。
日本のドラマを最近あまり観ないので分かりませんが、海外ドラマは「引き」を特に重要視している印象です。
コメディは除くとして、だいたいが「何か事件が起こる⇒解決する(またはしそうになる)⇒すぐにまた次の事件が」パターンが多いです。
制作者が想定する視聴者目線で言えば、「次はどうなるんだ!?」ということで、継続してハマっていくということなのでしょう。
ただ、最近はこの手のパターンに疲れてしまう場合があることに気が付きました。
息をのむ展開、息つく暇もない展開が、正に文字通り、一息付けずに疲れてしまうんですよね。
特に深刻な話であればあるほど、「ちょっとこの辺で単純に良い事や、単純な解決で区切ってくれないかな」と思うようになりました。
アニメも最近ほとんど観てませんが、そこそこ深刻そうな作品でもたまにある、ネタ回・ギャグ回、唐突な水着回や温泉回などがそれに該当するのだと思います。
水着が観たいわけではありませんが、殺すだとか世界を救うだとか人類滅亡だとか、そんな深刻な話をシーズン通じてやるのではなく、途中に癒やし・休息が必要です。
つまり「閑話休題」の中の、「閑話=無駄な話」が欲しいなあという話です。
ただ、これもあまりに多過ぎるとダレてしまうのが難点です。
昔々、引き延ばしで有名だったドラゴンボールのアニメですが、ナメック星で緊迫した場面が続いているのに、「一方そのころのカメハウスでは」みたいなのが、かなり頻繁に登場しました。
元々の引き延ばしシーンが多かったせいもありますが、「カメハウスはいいから、フリーザやベジータはどうなってるんだ!」と子供ながらに不満を感じていました。
最近少しだけ見返したのですが、同じ印象でした。
これが年齢のせいかなとも感じて、この記事を書きだしたのですが、ここまで書いて気づいたこと。
最近はネットフリックスでひとつのドラマを何本か連続して観るという視聴スタイルのため、そのせいでこれまで以上に息つく間がなくなったせいか?とも思い始めました。
地上波テレビくらいしかなかったころは、ドラマもアニメも来週にならなければ次の話に行けません。
その一週間、ずっと緊迫し続けることはもちろんあり得ないので、過剰なくらいの「引き」があっても良かったのかもしれませんし、逆になければ来週には興味を失ってしまいます。
そう考えると、歳のせいよりも視聴スタイルのせいな気もしてきました。
バカも休み休み言えと言いますし、バカだろうと動画鑑賞だろうと人生だろうと、何でも休み休みがいいんでしょうね。