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【読書感想】「潮騒」。離島と純愛と、初めての三島由紀夫と。

「潮騒」 三島由紀夫 著

 

 

三島由紀夫の名前は当然知っていましたが、本を読んだのは初めてでした。

詳しくはないのですが、ご本人の最期についてが想起されてしまうので、思想がどんななんだろうと、ちょっと敬遠していたのは事実です。

 

ちょいとネタバレがあります。 

 

 

 

潮騒のあらすじ

舞台は昭和初期、三重県沖に浮かぶ人口1400人ほどの「歌島」(実際のモデルは、現在「神島」というそうな)。

島は本州、特に都会から隔絶されており、海が穢れた人・ものを阻み、島は守られているとされていた。

主人公の新治は、そんな島で育った18歳の若き青年だったが、ある日、浜辺で少女の初江を見初め、初めての恋をした。

新治は初江との逢瀬を重ねるが、狭い島内では人間付き合いも濃いなか、何度も障害が二人の前に立ちはだかったが…

 

潮騒の感想と三島由紀夫

何とも綺麗な物語でした。

私の想像力が追いつかない部分もありましたが、景観的な美しさと人間心理描写がかなり丁寧な印象です。

 

 

ストーリーは今でこそちょっと古めかしさを感じますが、ブラックな要素もほとんどなく、(それが良いという作品もありますが)不快な部分はありません。

新治と初江はどこまでも爽やかな人物で、読んでいて気持ちの良い小説でした。

歌島もそうですし、そこに暮らす人々も(一部例外はありましたが)ほとんど純朴な人達ばかり。

島の漁村の閉鎖性なども障害として出てきますが、それもそんなに重たい話ではありません。

冒頭に書いた通り、三島由紀夫については割腹という最期だけを知っており、過激なイメージしかなかったのですが、文章はむしろそのイメージとは異なり、特に潮騒という作品はその真逆のような雰囲気のただよう作品でした。

 

純愛とは

新治は非常にうぶな青年で、初江の名前を聞いただけでも赤くなり、神に恋愛成就を祈っても「こんな身勝手なお願いをして、神に怒られないだろうか」と思う程、すれたところがない青年です。

一方で、初江もたまたま新治と裸で抱き合うまでに至っても「結婚前にはできん」と性交渉を拒みます。

 

一般に、肉体関係がない恋愛=純愛・プラトニックといいますが、これってどうなんですかね?

昔何かの実験結果を見たのですが、幼稚園くらいの男女であっても、何も教えなくともお互いの身体をいじりあうような肉体的接触を求めるものだそうです(うろ覚えなので真偽は保証しませんが)。

となると、純粋さというのは多分に性欲が関わるものであって、異性愛であれ同性愛であれ、そこは避けられないような気がします。

むしろ純粋ならばこその肉体関係であり、現在の純愛というのは少し違うんじゃないかなあと思います。

打算のみで付き合うのが、純愛とは逆の存在のような気がします、お金目当てとか。

まあ独身者にはその辺はよく分からないですね。

 

 

離島について

この潮騒の舞台については、三島由紀夫が水産庁に「都会の影響を少しも受けておらず、風光明媚で経済的にもやや富裕な漁村」を探してもらった結果、選ばれたのが「神島」だったそうです(Wiki情報ですが)。

 

今の神島は、三重県の鳥羽港辺りから船が出ていて、観光地として訪問することもできるそうです。

離島は、この時代になっても独特の風習や食文化が残っているところもあるので、私も結構好きなんですよね。

過去5年くらい、毎年八重山諸島に行っていましたが、ここ2年はコロナ禍で行けてません。

医療体制が弱いところに行くのは流石に差し控えてますが…この神島にもそのうち行ってみたいですね。

 

話がだいぶ散らかりましたが、いい本でしたよ(まとめ)。

 

 

 

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