結婚式について思うこと。
コロナ禍、特に緊急事態宣言、更に言えば、新規感染者だけで言えば過去最大を迎える現在、結婚式ってどうしているんですかね。
ここまで増えるとは思っていなかったとはいえ拡大しつつあった6月ころ、8月開催の結婚式のご案内が来ました。
そして断りました。
新郎側は、高校時代の同級生Aです。
新婦は一切知りませんし、神父はきっとバイトでしょう。
その(一応友人としておきますが)友人Aとは、高校卒業後も年に一度くらいは会い、数回ですが旅行にも行くくらいの関係でした。
私の中では驚異的な付き合いの濃さです。
一方で、Aは普通の人なので私以外にも友人がいて、その友人B〜Dとは、卒業後も一緒に旅行に何度も行き、年に何度も遊び、普段から連絡を取り合う間柄のようです。
私とB〜Dとは、一応同じクラスではありましたが、卒業後に一度も会わず、そもそも連絡先すら知りませんので、20年程見かけてもいません。
そんな私にAから結婚式の案内があり「B〜Dもいるからさ!」と言われた気持ち。
(Aは、私とB〜Dも普通程度には仲が良いと思っている様子)
これが私の根本的な人付き合いの悪さ。
こちらは友人Aとすら最近は疎遠だったのに、それにB~Dも加わった、遊びグループとして仲良くしていた4人組。
そんな圧倒的アウェーにのこのことひとりで行くくらいなら、知らない人の結婚式に行った方がマシです。
想像してみてください。
そんなところで、やれキャンドルサービスやら、やれ新郎新婦との記念撮影やら、やれ高校時代の思い出やら…
高校時代の思い出なんて、君達とは共有してませんから!って話です。
4人はそれはそれははしゃぐでしょう。その時の自分を想像するに、数時間とはいえ我慢しがたいなと思いました。
そんなわけで、丁重に、かつ即断でお断りをすることにしました。
折しも、返事を出したのは感染拡大が更に懸念された7月。
しかし、特段の理由は記載せずに、「欠席させていただきます~盛会と今後の結婚生活の発展を祈念してます~」くらいの文言でハガキを出しました。
敢えて言い訳をしないことで、きっと「あの人は緊急事態宣言を恐れたんだろう。仕方あるまい」という評価になるんじゃないかという打算です。
もしくは「それでも俺の結婚式に来てくれないなんて、もう友達じゃない!」くらいまでいっていれば、それはそれでも構わないかな。
というのが、コミュニケーション不全(コミュ障というカテゴリー化はしないよ)な人の、健全な考え方です。
まあ実際に最近の感染状況を考えると、「友達の結婚式・披露宴で数時間会食・歓談してました」はあまり褒められたものじゃないかな。
ZOOM開催だったら出たんだけど。