先日、5歳下の後輩から相談を受けました。
「今月の手取りが〇〇円しかありません」と。
具体的な金額は書かないとして…
私の5歳下ということは30歳くらいですが、その金額を聞いたときに「あれ、新卒と大して変わってなくない?」と言いそうになりました。
手取りの額を比べると、私の半分以下でした。
「こんなんじゃひとり暮らしができません!」と言っています。
これは夢があると言えばあるし、ないと言えばない話になります。
A.「その金額じゃあ、ひとり暮らしはちょっと厳しいでしょうね(都心でもなければできるんですが)。実家暮らしもお金は貯まるから、いいんじゃない?」
B.「5年経てば私程度の役職になれるだろうし、そうすれば倍だぜ」
C.「じゃあおじさんと遊んでくれたらお金あげるよ…うふふ」
この2パターンが浮かんだのですが、どっちがアドバイス(なだめすかし)として正しいのでしょうか?
Bならば、そこそこ夢があるかと思うのですが、今の若者にはどうなんでしょうね。
相手にも依ると思いますが、私だったらBの方がありがたい話のように感じます。
ということでBを選んだのですが、
「あんたはどういうインチキをしたのか、中間管理職に潜り込んで給料が増えたじゃないか。あんたみたいな人が多いと上が詰まって、こっちも出世できず、結果としてアタイの給料が増えないんだよ!あぁ!?」
…というような内容を、もう少し上席に対する敬意を持った形で言われてしまいました。
難しいですね、中間管理職の下にいる私には、評価も、ましてや役職を付ける・付けないの裁量はほぼありませんし。
それにしても、私は既に5年前に同じ給与体系だった気がしますが、もう数万円は多かったような…いつの間にか給与体系が変わっているのかもしれません。
やりがいがあればいいなんて綺麗ごとは全く思いませんし、給料はモチベーションのひとつであり、ひいては定着率や愛社精神にもつながる部分。
本社の方では、裁量もほぼ皆無なのに、裁量労働制などが導入されて、社員のサブスク化が進んでいるようです。
もし給料が、特に若手の部分が削られているようであれば、うちの社長にも直談判しないといけないなあ。
(受け入れられない上に、評価だけ下がるけど)
そんなことを、「手取り25万円できついと思うこと」という記事もタイミングよくみたので思いました。
ちなみに後輩はもっと少ないです。
記事で「独身ならギリいけるけど…」とありますが、子どもや専業主婦夫はさておき、共働きで世帯手取り50万円にできるならば、かなり余裕が生まれると思います。
私は、共働き・子供なし・安い賃貸アパートや社員寮が満たせるなら、圧倒的に結婚した方が、少なくとも金銭面では優位だと思ってますし。