こんな夜は 君に会いたくて
「邂逅（かいこう）」の意味をちゃんと調べたら、「偶然の出会い」なんですね。
単純に「出会う」という意味だと思っていたので、少し今回の話と違うかも。
先日、テレビ局の営業担当みたいな人と会いまして、まあ何というか「想像通りの業界人」らしく、そりゃあ緊急事態宣言でもカラオケで泥酔して２階からダイブするわな、という感じなんですよね（局は違いましたけど）。
話を聞いていると、終始「（有名タレントの）〇〇と飲んだときには～」とか「（ジャニーズの）〇〇を呼んだとき、あいつは～」みたいな感じなんです。
気持ち悪いくらいの馴れ馴れしさからの、「俺たちテレビ局」感がにじみ出ており、マウンティングの教科書のような感じでした。
それで要するにビジネスの話なので、その辺は適当に流してたんですが、私の部下に対しても「ジャニーズの〇〇君なら呼べるよ～」みたいな感じで、こちらも「え、じゃあ〇〇君でお願いします！」みたいなノリノリ。
私としては、この部下は見限るとして、これ以上会話をしても（ビジネス的にも）意味がないと感じたので、早々に打ち切りました。
その不毛な打ち合わせが終わった後に、部下から「GOさんは誰に会わせてもらいたいですか？」みたいな質問がきたので、「芸能（とお前に）に興味がない」で終わりました。
ここまでが前フリです。
それで改めて考えてみると、どうにかして会いたい人（主に憧れの意味で）がいないことに気が付きました。
THE YELLOW MONKEYのライブなどには行ってましたが、本人達にどうしても会いたいかというと、そんなこともありません。
芸能自体はそもそも業界として興味がないとして、かといって他の分野でどうかというと、別にアメリカ大統領にもマフィアのボスにも大銀河皇帝陛下にも会いたいとは思いません。
あ、大銀河皇帝陛下がもし実在するなら少しは会いたいかな。
これは、私がコミュニケーション不全なせいなのか？
大抵の他人に対して、「会っても話すこともほとんどないしなあ」で終わります。
尊敬している人も特にいませんし、逆に「両親」等の身内も、コロナで頻度はかなり減りましたが、同じ県内に住んでいるので、別に会ってありがたいわけでもありません。
ただ、これはこれで面倒なので、「適当な会いたい人」がいた方が世渡り的にはOKなんですよね。
「好きな芸能人」でガッキーが使えなくなってしまうと困るのと同じ理由で。
何か、無難過ぎて特に話が弾まないくらいの「会いたい人」はいませんかね。
タモリさんですかね（若干失礼）。
また、そんな対外的な嘘以上に、心から会いたい人もいた方が精神衛生上はいいのかもしれません。
誰か私が憧れるにふさわしい人物はいないものか（上から目線）。
