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【読書感想】「2040年の未来予測」。未来はみないで。

「2040年の未来予測」 成毛眞 著

 

2040年、皆さんは何歳になっていますか?

あたいは夢をかなえてるかもね。

 

 

 

概要

本書は、けっこう手堅い未来予測となっています。

テーマとしては、テクノロジー、高齢化、環境変化(温暖化)、年金、財政など。

高齢化は言うまでもなく進んでおり、2040年には3人に1人は高齢者。

温暖化で台風が巨大化、南海トラフ地震の懸念。

年金制度自体は残るけど、受給額はどうなるのか。

そのような社会課題と、最近のテクノロジー事情に関して触れられています。

 

第一章「テクノロジーの進歩だけが未来を明るくする」

第二章「あなたの不幸に直結する未来の経済」

第三章「衣食住を考えながら、未来を予測する力をつける」

 

章立ては上のようになっています。

一章と二章は逆の方が良かったんじゃないかと思いました。

 

感想

まず、本書は2020年に書かれた本で、今は書店でも大量に平積みされておりますが、本書の賞味期限としては後1年くらいでしょうか。

2020年現在の本としては現状整理はされているとは思いますが、逆に言えばそういう内容なので、1年、2年と経つうちに陳腐化してしまうでしょう。

一般的なビジネス書よりも期限は短いと思います。

内容に対する感想としては、手堅い未来予測となっているがゆえに、高齢者1人を若者1.5人で支えるとか、比較的暗い気分になっていきます。

ただ本としては、「テクノロジーがいろいろ解決するぜ!」と明るめに締められています。

 

内容は幅広なんですが、一方で話が飛び飛びな印象で、一個一個のテーマが浅いんですよね。

だいたいどこかで聞いたことがある話で、それほど斬新な話も考え方もありませんでした。

そこに価値があると言えばそれまでですが、比較的簡単にネットで拾える統計や発表、ニュースによる論理展開が中心だからでしょうか。

ところどころ具体的な数字が入っている部分もあり、急に年金の繰り上げ・繰り下げ至急の話をするなどますが、全体的に寄せ集め感が否めませんでした。

広く浅く、キュレーション的に日本の社会課題について知りたい人にはいいんじゃないでしょうか。

 

オーディブル再び

今回は久しぶりにオーディブルの会員になりました。

再入会で、3か月50%オフで入れるとのことでして。

オーディブルの会費も再入会で3か月50%オフ=750円/月。

月額会員は1コイン(1冊分無料)があるので、750円で一冊買えるなら安いもんかなあと。

 

逆に、今回の本は通勤時などに聞き流す程度にはちょうど良かったかもしれません。

750円で買えたわけなので、元値が1500円の本と内容の薄さを考えれば、まあ半額でちょうど良かったかな。

 

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