今回はひとり旅カテゴリーに入れるか迷いましたが、千葉県の南東部にある睦沢町という小さな町にある、道の駅の紹介です。
かなりの曇天ですね。
道の駅むつざわ つどいの里の場所
道の駅むつざわ以前に、多くの人は睦沢町の存在を知らないのではないでしょうか。
千葉県民の私も、社会人になってしばらく経つまで、存在を知りませんでした。
鉄道は町の中を通っておりません。
車で行くなら圏央道の茂原長南ICから45分くらいですかね。
決して交通が便利とは言えない場所です。
ただ周辺にはコンビニ、ケーヨーデイツー(ホームセンター)、スーパーなどが隣接していて、日常生活がここで完結するくらいにはなっているようです。
住居併設型道の駅
この道の駅の最大の特徴は、住居併設であることです。
確か2年くらい前、町営住宅として新築戸建てを33棟建てて、月5万円~で貸し出しています。
下の写真では、右側が道の駅の建物、左奥がその戸建て住宅です。
ちょっとした遊具も点在していました。
ちなみに20年住み続けると、家はもらえます。
睦沢町は「スマートウェルネスタウン」というのを掲げています。
その一環としてこの道の駅は「健康支援型道の駅」というあまり聞いたことのないものになっています。
住宅で交流したり、道の駅のレストランで食事をすることで孤食を避けたり、そういったことが健康増進につながるようです。
なので、道の駅というのは基本的に観光客などの車で通る人向け、もしくは田舎の方では近隣の住民の買い物の場になっていますが、その中でもここは「隣に住んでいる33戸の住民のため」という要素が強いのかもしれません。
温泉付き
BBQ、ドッグランなどいくつか機能がありますが、住宅以外の特徴としては温泉があることでしょうか。
千葉は意外と温泉が多いのですが、その中でもむつざわ温泉は聞いたことがありませんでした。
今回は時間がなかったので入っていませんが、確か700円前後だったかと。
レストランもやっていましたが、どっちみち孤食になるので行きませんでした。
周辺市町の野菜などを使ったメニューのようです。
道の駅感があまりなく、イタリアンレストランといった雰囲気でした。
後は通常の道の駅同様、物産コーナーがあります。
睦沢ブランドの「べっぴん」シリーズが特徴なんでしょうかね。
初めて聞きましたが…
その中で気になったのがこちら。
SNSで大好評‥かどうかは知りませんでしたが、何となくこじゃれたパッケージのおかきです。
1個110円と手に取りやすい金額でしたので、絵が好きな3個を買ってみました。
イカさん、ブタさん、トリさん。
買ってから気が付きましたが、全部マヨネーズベースだったんですね。
とりあえずイカを食べましたが、味もしっかりしていて、量もぎっしりだったので良かったです。
道の駅としては普通なのかもしれないけど
あくまで観光客目線の道の駅としては、最近できたので綺麗だという以外には普通の道の駅と大きな差があるわけではありません。
特に、この町は観光客が通るようなルートではないですしね。
ただ近隣の生活者、特に併設住宅に住む住民にはいい施設なのでしょう。
個人的には、道の駅の隣=交通量がそこそこ多い=うるさそうでちょっと避けたいかなあ。
人口7000人の町の、新たなまちづくり施策としては、政治的な注目も高いようで、平日昼間でしたが、明らかに視察っぽいスーツの面々が2組くらいおりました。
また通る機会があれば、おかきを買いに行きたいですね。
道の駅シリーズ