先日、一切乗りこなすどころか静止すらほとんどできなかったこちらの乗り物。
今回はその続きです。
会社で練習していたところ(勤務時間中)、道行く人から、
「若いの、そんなのにも乗れんのかい…」と話しかけてきました。
私が「そうは言っても難しいんですって」と言い返すと、「貸してごらん…」と言われ、譲りました。
すると、私が歩くどころか小走りくらいのスピードですいすいと乗り回しています。
「何…だと…」
「ほっほっほ…」
「若いの、お主は力を持て余しておる」
「赤子が初めて立ち上がるときにはかなりの力がいる。しかしお前さんはもう何年、そうやって立っておるのかのう…」
「意識を捨てよ。さすれば心は自ずから定まる。身体もまた然りじゃ」
「老子、それはつまり…」
「"無"じゃな。それが人のあるべき姿なのじゃ…」
無とはいったい何だろうか。
考えに考えを重ね、夜も眠れず、生活は乱れ、性も乱れ、肌も荒れた。
ある時、答えにたどり着いた。
光明が差したという表現があるが、正に暗闇から光が見えたかのようだった。
次の瞬間、私は乗りこなせるようになっていました。
社内が映らないように撮るとこれしか撮れないけど、だいぶ乗れるようになった😗
(動画は目が回る可能性があります) pic.twitter.com/2vTDKMJUlA
ありがとう、老子。
本当は外注先の私より10歳くらい下の若者が悠々と乗り回していて、
「GOさん、こんなのも乗れないんすか!普通に立てばいいんですよ。で、乗れたら行きたい方向に何となく身体動かすんですって」
と言われただけなんですけどね。
それで、
私「あ、そうなんです?ちょっと肩貸してください」
若「いいっすよ。それで普通に立ってみて」
私「あ、一回ちゃんと立てれば乗れますね。この感じかあ」
若「まだまだですけど、とりあえずいいんじゃないすか」
で、乗れると楽しいですね。
脱力が大事というのは本当です。
一回立てれば結構動き回れるようになって、「右に曲がりたい」と思えば、自然と体が動いて右に曲がれるものでした。
次は適当なコンセントやコードなどを這わせてみて、段差のあるコースづくりに挑戦したいと思います。