中之条ビエンナーレを観に行った記事その3。
今回の伊参エリアでおしまいにしますが、画像が多いので最後を2回に分けるという分割っぷりです。
「伊参=いさま」は難読地名で読めなかったですね。
ちなみに他の会場エリアには「六合=くに」と読むところがあって、こちらは更に難易度高めです。
前回まではこちら
19 やませ
伊参エリアは、中之条市街地からはほど近く、車で行けば15分前後のところにあります。
ひとつのエリアと言えども結構広いので、車がないと周遊は難しいでしょう。
まず、こちらは「やませ」と言われる古民家です。
元々は神保さんのお宅だったそうで、県の指定重要文化財にも選ばれています。
ここは屋内だけではなく、納屋や外にも展示が施されています。
こちらは歯車っぽいものを多数並べた展示。
同じ方の作品は他にもいくつかありました。
他にはこんな小屋(?)を丸々使ったものも。
さて、屋内の展示に移ります。
こちらは単なる柱のようですが、古い本のページで作られています。
木からできた本を木に戻すというコンセプトだそうで、なるほどなあと何となく思いました。
その他の作品も画像を並べていきます。
一部屋に一つの作品、という感じです。
ここの竈(かまど)部分は、単に青いガラスをはめているだけ(?)だと思うのですが、それだけでも変わりますね。
私の取り壊された実家にも同じような空間がありましたが、色だけでだいぶ印象が変わります。
これも別棟の作品だったかもしれない。
暗すぎてよく見えない(iPhoneの方が明るく撮れてます)のですが、ここだけ切り取るとCGの世界のようですね。それが実世界にあるということが価値のひとつなんでしょうが。
18 伊参スタジオ
続いては、伊参スタジオと呼ばれる会場です。
これまでの会場にもありましたが、廃校を活用した場所のようですね。
恐らく廃校⇒どっかの企業が借りる⇒今回の会場という流れかと思います。
二宮金次郎もぶっ飛んでおります。
こちらもいくつかの作品が点在しており、また体育館では映像作品が流れておりました。
前回の旧第三小学校と比べると、比較的近代的な小学校でした。
教室ごと小分けになっているので、作品の展示もしやすいのでしょうね。
こちらは筒と木の板がセットになっています。
筒から覗くと、誰かの願望(筆跡はみんな同じに見えましたが…)が書かれています。
人の心を覗き込むということなのでしょうか?
割とささやかな願いのようなことが書かれていました。
コロナもありましたし、それ以前にいろんな事情がありますので、一見小さな願いでも、当人には大きなことなのかもしれないなあなどと感じました。
体育館では、映像作品。
ダイバーや海中での映像のようでしたが…
広い体育館に、5つの巨大なスクリーンが設置されて、それぞれの映像が流れています。
「深海の音」なども響き渡り、どちらかというと不気味さを感じました。
私が海が苦手なせいかもしれません。
次回は、中之条ビエンナーレ記事の最終回として、五反田小学校と全体の感想を書きたいと思います。