G-log 日々思うこと

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【コンテスト】審査員はつらいよ。

先日、あるビジネスコンテストの審査員をした話。

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書類審査編

大きく2つに分けて書こうと思います。

まずは書類審査編。

私は審査員といってもゲスト審査員なので、主催者からすれば「ゲスト」なわけです。

しかしながら、「GOさんの意見が大事なので、事前に全部の書類に目を通してください。他の審査員は優しいので、厳しめに指摘してほしい」とのこと。

 

ある程度審査が通った後の二次選考くらいならいいんですが、一次選考時点だったので、何十社分と山のような審査書類が送られてきました。

厳密に言えばPDF化されていたのですが、印刷したら業務用コピー用紙2箱分くらいにはなったでしょうか。

提案書、決算書3期分、その他申請書類等、1社当たりの量も多い上に、全部がPDFでつながっているため、目視するだけで精一杯でした。

 

半分くらい(十数社分)は見たのですが、こちらも丁寧に見た上にコメントまで考えないといけないため、1社分で小一時間はかかります。

すなわち、全社分をじっくり見ていたら24時間以上はかかりそうでした。

もうこの時点で肉体的に結構つらかったですね。

 

プレゼン審査

プレゼンテーションがある以上、書類以外の部分も審査しなければなりません。

普通に書くとビジネス内容に関わるため、以下では仮に二次審査が「水着審査」だったとします。

 

書類上、スラっとした長身とメリハリのある3サイズで、笑顔の写真も破壊力が高く、特技はダンス、将来は環境保護活動で世界を救いたいと言っていたとしても、いざ目の前に立つとびくびくおどおどして身体を隠していたのでは、どうしても審査上、良い点をあげるわけにもいきません。

8人の審査員の中で、私が一番真面目に書類を見たのは間違いないので、その人のスペックの魅力は分かっているのですが、アピールが下手では審査員の心は掴めません。

 

逆にものすごく谷間をアピールしてきたとしても、「ちょっと後ろ向いてみて」と振り向かせると背中に大きな龍の入れ墨が入っていたら、それもまた駄目です。

その辺りは書類の時点で「アタシはこんなに魅力的なんです!」と書かれていたところで「※ただし入れ墨あり」というところを見落とさなかった私の審査員としての貢献にはなったでしょう。

 

水着審査に例えたせいで話が分かりづらくなりましたが、つまりはプレゼンだけ上手いところと、書類だけ良いところがいたという話です。

 

審査員はつらいよ

「PRポイントはバストです!」という人に「じゃあヒップは!?」と追及するのは少し残酷な面もある一方で、妥当な質問かなと思います。

それくらい分かりやすい指摘ならいいんですが、「PRポイントがバスト」という人に対して「でも僕はさあ、くるぶしが綺麗じゃないと魅力感じないんだよね~」くらいの独自の視点で指摘するのは、指摘する側も辛いものがあります。

その審査基準が正しいとも言えませんし、くるぶしフェチを満足させたところで他の多数の賛同は得られないでしょうし。

それでも機転を利かせられる人や、それ以上に眩いバストを持っている人が選ばれるんでしょうけどね。

 

いずれにしても言いたかったことは、目の前で精いっぱいアピールしている人に対して、厳しいことを言い渡すのが苦手なんですよね。

それでも自分より目上の人、例えば上司の方が厳しいことも言いやすいんですが、審査員と参加者となると、残念ながらこちらの方が立場が上ですし。

これでほぼ無償労働ですので、割に合わんな。

 

 

そういえばミスコンとか水着審査って今でもやってるんですかね?

ジェンダー云々で潰されてそうですが。

 

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