タイトル通りです。
先日、四万温泉辺りをふらふらしていた時のこと。
「上之湯」と書かれた看板を見つけたので、小さな銭湯かなと思ったら共同浴場でした。
そんなわけで、街の者ではありませんがふらりと入ってみることに。
どっちの湯に入ったかは内緒ですが、誰もいませんでした。
この時は時間に余裕がなかったため、ここが唯一の温泉となりました。
温泉街に来たのに温泉に入らないのもひどくもったいないので入れて良かったです。
そして共同浴場なので、料金は無料です。
この共同浴場という仕組みって温泉街出身でも昭和初期生まれでもない私からすると、変わった風習だなあと思います。
昔々は今より公衆衛生が行き届いておらず、各家庭に風呂もなかったから、共同浴場という仕組みがあったのでしょう。
銭湯が安いのはその名残と言えなくもないですが、銭湯なんて年に数回しか行かないですしね。
話が逸れましたが、観光客としてもこの共同浴場は大変ありがたいです。
草津温泉に行った時にもお世話になりましたが、何と言っても無料ということ。
複数の温泉に入りたいけど、流石に毎回500円前後を払い続けるのはなあ…という私の悩みを一気に解決してくれます。
調べてみると、道後温泉本館もかつては共同浴場扱いだったようです(ただしWikipediaより)。
観光地の重要文化財なのに、入浴料が410円からというのは、確かに良心的な価格なのかもしれません(市営のせいかも)。
今回の四万温泉の上之湯では、住民の方も誰もいなかったので、気兼ねなく利用させていただきました。
「善意の箱」というお気持ちを支払うための箱がありましたが、逆にこれはあった方がありがたいですね。
300円程度ですが、チャリンと投げ込むことで少し恩返しできた気がします。
今回訪れた共同浴場の中を見てみると、掃除当番が来年度以降まで決まっていて、住民の方々の管理と苦労が垣間見えました。
温泉相場より安いですがいくらか支払いたいので、こうした箱を置いてもらって、少しでも維持の足しにしてもらえればなあと思います。
維持される方の苦労は分かりませんが、個人的には良き文化だなあと感じます。