たわし。タワシ。束子。
漢字で「束子」書かれると、直感的にタワシとは理解できませんね。
今回は目的を持って目指したのではなく、都内を街歩きしていたときに偶然出会ったお店と快楽の話です。
根津~谷中を歩く
上野界隈をふらふら歩いたり、ボートをコギコギした後、谷中銀座でも行こうかなと歩いて向かいました。
すると何やら煙突らしきものがそびえ立っていました。
カフェなどいくつかの店舗やオフィスが入っているようです。
SENTOビルという、元銭湯を回収したテナントビルでした。
その中の気になるお店を覗いてみると、何やら「亀の子束子」のお店のようでした。
亀の子束子 谷中店。根津にあるけど谷中店で、私には谷根千の区別が分からなくなりました。
亀の子束子の店舗
昭和からあるであろう、亀の子束子の専門店でした。
と思って調べたら、明治40年からあるそうです。
しかし谷中店はリニューアルし、2021年11月28日(この記事の投稿日)をもって一周年だそうです。
店内はざっと30坪くらいでしょうか。
亀の子束子関連のグッズが所せましと並んでいます。
基本の亀の子束子は、(確か)ココナッツでできているそうな。
いわゆるとげとげしたタワシだけではなく、スポンジなども売られています。
更にはTシャツやパーカーなども並んでいました。
ちょっと欲しかったけど、着る勇気がありませんでした。
タワシを買ってみる
タワシ=掃除のイメージがあったのですが、体を洗うための「健康たわし」というジャンルがありました。
商品名が人名となっていて、全部で4種類。
固い順に並べると、
1.ニシオさん
2.ナリタくん
3.タムラさん
4.サトオさん
です。
店員さんがだいぶ丁寧で、全部お試し(軽く手を擦ってみる)してみました。
ニシオさんくらいはもはやスポンジに毛が生えたようなものなのでイマイチ手応えがありません。
他はそこそこ刺激的ですが、私は初心者ですし肌も弱めなので「タムラさん」にしました。
なお、名前の由来は、開発者や社員名に由来しているとの豆知識を教わりました。
紙袋が渋い。
タワシの健康効果?
タワシの健康効果は、以下のようなものだそうです。
肩こり・便秘・腰痛・冷え性の解消、美肌、血行促進など。
まるで温泉のような効能ですね。
身体を擦ってみる
というわけで、背中も擦れるようにひも付きタムラさんです。
1000円弱だったかな。
早速、服を脱ぎ去って試してみると…
超・痛い!!
一番大きな文字サイズを使うくらい痛かったです。
皮膚をヤスリで擦られた(よりはマシだと思いますが)かのような痛みです。
辛うじて、手のひらや足の裏を撫でる程度なら耐えられますが、それでも痛い。
どうやら店頭で試したものは多少使い込まれていて、柔らかくなっていたようです。
一方で新品は活きが良くまだガチガチで、かなりの硬度を保っていました。
それを我慢して何日か使っていると(2~3日は痛くて辛かったですが)、ようやく柔らかくなってきました。
それと共に、擦られるのがやや気持ちよくなってきました。
痛気持ちいいような…痒いところをかいているような感じなのかな。
身体の部位ごとの耐久力
擦ってみると、痛いところと大丈夫なところが分かってきます。
手のひら、足の裏、尻・背中などは擦ってもそれほど痛みがありません。
手のひら・足の裏は皮膚が厚いですし、背面側は耐久性がそもそも高いのでしょう。
逆に胸、太もも(全面)、二の腕などは軽めに擦っても結構痛いです。
特に胸は、不意に乳首を擦ったら激痛でしたので気を付けましょう。
健康効果は分からないけど
幼稚園の頃、アトピーに苦しんでいた私ですが、乾布摩擦で一時期改善した記憶があります。
タワシももしかすると、同じように肌を鍛える効果があるかもしれません。
しばらくは続けてみようかなと思います。
とはいえ少し力を入れてしまうと、擦った箇所が真っ赤になりますので、流石にそれはダメージかと思いますのでほどほどに。
Amazonでも売られてますし、公式でオンラインショッピングも可能なようです。
おまけ
銭湯ビルの前のお店の店頭(というか路上)にはフクロウ(みみずく?)がいました。
時々、別の猛禽類に変わっているそうですので、歩く方はお楽しみに。