先日、盆栽入門講座に行ってきました。
私としてはかなり未知の領域でしたね。
盆栽について
盆栽というと、カミナリさんか波平さんがやっているイメージです。
そして割られるイメージです。
が、大人になって価格帯などを知ると、そりゃ鉢割られたら怒りますよねってくらい値段も時間もかかるものだなあと感じます。
そして時間がかかる=長時間楽しめるというメリットにもなっているのでしょう。
盆栽講座へ
今回は「坊主、盆栽講座へ行こうぜ」と誘われたので近所の盆栽ショップがやっているワークショップに参加しました。
おじさんから教わるのかなと思ったら、先生は20代と思しき女性で先入観とだいぶ違いました。
商品として盆栽も並んでいましたが、もはやでかすぎて(そして値段も高くて)圧倒されました。
これくらいでも4000円ちょいしますからね。
鉢について
まず初めに、鉢について。
鉢の足が三脚状(下から見ると△に足が付いている)なのですが、「1本前」と「2本前」があるらしいです。
「1本前」の方が基本と言われて、何が違うんだろうと鉢をくるくる回した後に置いて眺めてたら「2本前にするんですね!」となりました。
偶然、そういう風に置いていたようです。
※どうやら3本足は2本足側が正面で、仏具では仏様の方に正面が向くように置き、つまり人間側は1本足ということだったようです。
そもそもの左曲がりというのも、わかったような、わからないような…
反対側から見れば逆なんですが、一番見栄えの良い方から見て解釈するみたいです。
クロマツに決めた
まず、何を植えるか&鉢か苔玉かを選びます。
梅、モミジなどもあったのですが、盆栽と言えば松ということで、クロマツに決めました。
今回は体験ですので、ある程度できあがった状態です。
これでも5年程度の樹齢だそうです。
梅も花が咲くのがいいなと思いましたが、季節ものですしね。
まずは鉢底の調整を行います。
穴に網を張るのは分かるのですが、両方から針金が出た状態にしていくようです。あとで木を固定するのに使います。
そして並行して、クロマツの土を払い落としていきます。
根っこに土が絡まってますが、ごっそりと落とします。
隣の人は苔玉でやっていたのですが、苔を丸めてボール状にして、黒い紐で縛り上げていました。
私のクロマツに戻ります。
そして軽石のようなものを詰めたあと、土を被せます。
なんとなく鉢植えっぽくなってきました。
世界観
あとはトッピングです。
まずは言われるがままにコケを敷き詰めていきます。
手で千切れるので、適当な大きさにして押し込んでいきます。
そして画像を撮り忘れましたが、コケのない三日月形の部分には、白い小石を敷き詰めます。
森と砂浜的なイメージなのか分かりませんが、これで立体感が出るそうです。
その辺の世界観は私にはまだよく分からない…
完成
そして完成したのがこちら。
金の屏風がバックにあるのと、冷静に考えれば大半を先生がやってくれたのとで、何となくいい雰囲気です。
そして今はベランダで生きています。
千葉の冬であれば凍ることもまずないので、強風を除いて屋外でいいそうです。
これが立派な樹木になるのが先か、私が死ぬのが先か…
おそらく後者か、途中で飽きるのが先な気がしています。
いずれにしてもいろんなお作法やルールがありって垣間見えましたし、ある意味では土いじりということも踏まえて、それなりには楽しかったです。
上に書いたように飽きることは懸念されますが、生き物を飼うと決めた以上は、最低限の世話はしていきたいと思います。
冬は楽なんですけど、夏は水やり等忘れないようにしないとね。