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【千葉県民】「天門どう」なる郷土菓子の存在を知る

千葉県に30年以上住んでいると、だいたいのものは見聞きしたことがありましたが、これは全く知りませんでした。

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私は千葉県民でも生まれが千葉市でしたし、今も県内では都市部に住んでいるので、それほど千葉らしい文化を知りませんでした。

先日、千葉の中では地方の方の人と話していた際に、当たり前のように「天門どう」というお菓子の名前を出されました。

天門どうなるものは全く聞いたことがありませんでしたし、聞くまでお菓子ということも、漢字も分かりませんでした。

 

 

 

そこで調べたところ、農水省のWEBサイトにも「うちの郷土料理(千葉県)」として掲載されていました(こんなサイトがあるんですね)。

www.maff.go.jp

 

長々書いてありますが、野菜を砂糖で煮たものです。

千葉県では野菜がたくさん採れることから、それを砂糖で煮て長期保存が可能なお菓子にしたものが「てんもんどう」である。「てんもんどう」とは、もともとユリ科のクサスギカズラの塊茎を湯通しし外皮を去って乾燥した漢方薬のことであり、これを蜂蜜で1ヵ月~2ヵ月漬けたものを、咳止めや滋養強壮作用を期待して服用したことから、その名前の由来になったといわれる。
柑橘類や根しょうがを蜜で煮て乾燥させたものが主であったが、時代とともに様々な野菜が使われるようになった。
ごぼうやれんこんのように、繊維の多いものは薄く切って 1回ゆでる。そして、アクがあるものはゆでこぼして、砂糖を入れてゆっくり煮詰める。これをたくさんつくり、大きな缶に入れて保存し、農繁期には田畑作業のおやつにしてエネルギー源にしていたといわれる。防腐剤を使わなくても10 ヵ月ほど保存が可能な為、農民の間で保存食として広く親しまれて来た。東金市では、徳川家康のお手植え蜜柑に由来する「柚子」をはじめ、多品目生産地であることを生かして季節に応じて様々な農作物を有効活用しながら、「てんもんどう」が作られている。

 

それによると、千葉県東金市の名産品のようでしたので、東金の道の駅にて買ってきました。

「新感覚のベジスイーツ」と書かれているので、もしかしたら伝統の郷土菓子ではなくアレンジされているのかもしれません。

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togane-ippin.chiba.jp

 

中身はこんな感じです。

表面は乾燥していてそこに砂糖がまぶしてあります。

ナスは基本的に嫌いですが、ナスの味はせず、何となく「野菜&砂糖」の味がしました。

それほど甘いわけでもありませんし、感触はややねっとりしています。

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こちらは人参でしょうか。

人参は人参の風味が残りつつ、砂糖と水あめが強いので甘くなっています。

これは美味しかったかな。

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あとは生姜。これはサツマイモだろうと甘いのを覚悟で食べたら辛くて、してやられました。

通常辛い生姜に砂糖と水あめをまぶしてもなお、それでも辛いので、もはや何がしたいのかよく分かりませんでした。

 

ただ年を取ると刺激的な味わいから穏やかな味わいへの転換も考えれば、子ども受けというよりはシルバー向けにはありかなと思います。

まあ子どもにも野菜が原料な方がいいでしょう。

これがヘルシーなのか分かりませんが、そういう要素があれば売れそうな感じは少しだけしました。

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