Switchゲーム紹介のコーナー。
今回はオンライン会員なら無料プレイが可能だった「GOLF STORY」です。
ゴルフストーリーのストーリー
ゲームは20年前からスタートします。
主人公のプレイヤー(名前がたぶんない)は、父親からゴルフのレッスンを受け、プロを目指していました。
しかしながら、そこまで特にパッとしなかった様子。
舞台は急に20年後になり、別居中の妻(?)とケンカをし、再びゴルフ熱が再燃します。
そこでウェルウォーングローブというクラブに加入し、プロを目指すことにしました。
コーチからボロクソに言われながらも、徐々に周りに認められ、プロを目指すために練習と課題をクリアしていきます。
レベルを上げてステータス強化
そんなわけで、ストーリーのあるゴルフゲームです。
「みんなのゴルフ」はそれほどストーリー性はありませんが、このゲームはRPG的な要素が追加されています。
装備やスキルは、昨今のゴルフゲームならよくある話かと思います。
コースを周ったり、NPCからのお題をクリアしたりすると経験値がもらえ、レベルアップもあります。
レベルが上がるとポイントがもらえ、好きなステータスを強化できるなど育成要素も含まれています。
ステータス以外には、ショップで装備の購入も可能です。
そんな感じで自分好みの方向に育成しながら、ストーリーを進めつつゴルフで解決していきます。
クエスト
キャラクター達は、様々なお題を投げかけてきます。
普通のRPGで言えば、「クエスト」や「依頼」に当たるものかと思います。
例えば、モグラのせいでコースが荒らされています。
そこでモグラに発信機付きのボールを打ち込んで、巣の場所を探っていきます。
他にも、例えばワニに餌を打ち込んだり。
屋敷の中で事件解決を迫られたり。
大魔導士にボールを打ち込んだり。
パックマンのようにゴルフボールの回収をしたり。
感想まとめ
そんなわけで、ストーリー&ゴルフを組み合わせた、正に「GOLF STORY」というゲームです。
ゴルフシーンの感想を書いていませんが、ゴルフ自体は比較的普通と言えば普通です。
クラブを選び、パワーバーをボタンで止めて、次に照準バーを止めるという、オーソドックスなゴルフゲームです。
ゴルフ自体のテンポは悪くありません。
コースの高低差の概念がないので(木などにはぶつかりますが)、基本的には2Dゲームに近いです。
ボールの着地点は表示されますが、ほぼ確実に飛び越えるので、8~9割程度のパワーで打つのがコツのようです。
コースにはバンカーや木々、水以外にもゲームらしい障害物がある場合があります。
例えば、コースにモグラゾーンが大量に配置されている場合。
赤い範囲にボールが入ると、モグラがバンカーやラフなどにボールを持って行ってしまいます。
この障害物がやたらと多いのが、個人的には面倒くさくなった原因でした。
ゴルフゲームのひとつの面白さは、ティーショット(1打目)でかっ飛ばすことにあると思うのですが、割と制限が多いです。
時々ある、CPUとの2対2のチーム制バトルも、ティーショットで味方CPUが適当なところに打ち込み、後処理をこちらがやらされます。
後は最大の欠点として、コース全体の様子が、コーススタート時の一瞬しか見えないことです。
以降は、自分の位置とボールの着地点のみしか見えないため、途中に何があるかはいちいちクラブを短距離に入れ替えて確認するしかありません。
また、着地点より先はほとんど見えない状態になるため、PAR5の広いコースになると、1打目でここ辺りに打ち、2打目でこの辺りに行って…というような組み立てができません。
普通のゴルフゲームならそれでも何とかなるかもしれませんが、先に述べたように障害物も多いため、ますますやりづらさを感じました。
※私がゲームの操作を知らないせいでそうなっているのかもしれませんが、それ以外にも説明不足な点もいくつかあったので、分からないようになっているのが悪いということで。
ゴルフゲーム自体は好きでも嫌いでもないですし、このゲームはゴルフだけではなく飽きさせないような工夫もされていると思います。
が、その部分が私に合っていたかというと、少し冗長な部分があったかなというのが正直な感想です。
ストーリーが、気の弱い主人公と面倒くさい人達ばかり出てくるという印象で、あまりのめり込めなかったんですよね。
老人と若者のラップバトルをゴルフゲームで見たかったかと言われると、そうでもないですし(このシーンがやたら長く感じました)。
というわけで、試みと全体の雰囲気はそれほど悪くなかったのですが、やはりゴルフゲーム最大の壁である「結局はゲージ合わせて打てばいい」の領域を超えるほどではなかったかなと思います。
今回は無料プレイでしたし、買っても1500円くらい?でしたので、そのボリューム分くらいは十分元が取れると思いますけどね。
過去ゲーム紹介記事