Switchゲーム紹介のコーナー。
今回は人狼ゲームを題材にした「GNOSIA(グノーシア)」です。
けっこう面白かったんですが、私の致命的ミスにより…
後で書きますが、ゲーム自体のネタバレはあまりありません(少しだけあります)。
人狼ゲームとは
まず、私自身は人狼ゲームをやったことがありません(友達がいないので)。
なので、かなりあいまいな説明になりますが、念のため。
元々は、対話により勝敗が決まる、騙し騙されの心理戦のテーブルトークゲームです。
設定としては…
ある村に人狼と呼ばれる人間の姿をしたオオカミ(一人の場合も、複数の場合もあり)が紛れ込みました。
夜になると、人狼は村人を一人殺害してしまいます。
昼間は人間の姿をしているので、村人たちは誰が人狼か分かりません。
そこで昼間に話し合い、人狼だと思われる1人を多数決で追放します。
要するに昼と夜のターンを繰り返していって、村人側は全ての人狼を追放すれば勝ち、人狼側は村人と同数以上に生き残れば勝ちです。
(人狼が村人と同数になると、昼の多数決で人狼が選ばれなくなるので)
人狼は、昼の話し合い時は、さも村人であるかのように装い、追放されないように嘘をつかねばなりません。
他にも占い師(毎晩ひとりだけ、人狼か村人かを診断できる)や狂人(人間だが人狼の味方で、人狼が勝つときに残っていれば勝利となる)など役割もあり、それを名乗り出るかどうか(占い師は人狼には脅威なので狙われやすい)といった駆け引きも追加されていきます。
まあそんな感じです。
グノーシアの概要
そんな人狼ゲームをSF的な宇宙船で繰り広げます。
主人公は記憶を失くした状態で宇宙船からスタートします。
グノーシアと呼ばれる寄生生物に、宇宙船の乗員の誰かが感染してしまい、夜の時空転移中に誰かひとりを消滅させてしまいます。
そのため、乗員達は昼間の話し合いでグノーシアと呼ばれる人を選び出し、誰かをコールドスリープさせます。
人狼が村に紛れ込み、夜に誰かを殺害するので、話し合いで怪しい人物を村から追放していくのと同じですね。
キャラクターは全部で14名。
SFなので、普通の人間だけでなく、宇宙人、イルカなども登場します(ただし、それらも「人間」として人狼ゲームを行います)。
冒頭のプレイシーンは動画にしていますので、良ければご覧ください。
人狼ゲームとして
物語が進むと、自分でどういう構成でスタートするかを決めることができるようになります。
シンプルに乗員とグノーシアだけでやることもできますし、
・エンジニア(誰がグノーシアか分かる)
・ドクター(コールドスリープさせた人が人間か否か判別できる)
・バグ(勝敗が付くまで生き残れば、どっちが残っても一人勝ち)
など役割のON/OFFなど、様々な要素も選択できます。
昼間の話し合いでは、5回分の行動ができます。
発言して誰かを疑ったり、かばったり、ブラフを貼ったりを選択することもできます。
また、誰かが誰かを攻撃した際に、疑いに同調したり、かばったりといった間接攻撃も可能です。
ただし、自分が疑われることも当然あり、コールドスリープを食らって敗北になることも多々あります。
もちろん自分が人間側であれば、グノーシアを全て排除すれば勝ちですし…
グノーシアとなって、他のグノーシアと協力して人間を消滅させていく場合もあります。
また、ゲームらしくレベルとステータス、スキルがあります。
人を動かすためのステータスやスキル、また狙われにくくなるステータスなど、様々なものがあります。
1レベル上がるごとに1ポイントを好きなステータスに振ることができます。
ビデオゲームとしてのストーリーも
ただの人狼ゲームではなく、ストーリーも作り込まれています。
一度の人狼ゲームは10分前後で終了しますが、それを何十回、何百回とループしていくうちに、回数や設定によって様々なイベントが始まる仕組みのようです。
最初は記憶喪失から始まり、いきなりグノーシアがどうこうという話で訳が分からないのですが、徐々にどんな世界かが明らかにされていきます。
登場人物も一風変わった人が多いのですが、彼らの正体も分かってくる辺りで、ストーリーがどんどん気になっていきます。
ホラー要素があったり、コメディ要素があったりと、けっこうイベントの振れ幅も大きめです。
感想まとめ
人狼ゲーム自体は初めてでしたし、コンピューター相手にどこまで楽しめるかが不安でした。
正直なところ、ゲーム相手だと心理戦って難しいですよね。
このゲームは、人狼ゲームのループを100回以上繰り返すことになります。
セリフのパターンはそれほどあるわけじゃないので、同じセリフの繰り返しになってる部分も多々あるのですが、そこから意図を読めというのは、リアル(普通に対面で人間とやる場合)と違って難しかったですね。
ただ、ある程度コツをつかむと、生き残ることはできるようになりますし、グノーシアも何となくわかってくるようになります。
ただし、グノーシアだと自分だけが分かったところで、他の人にも信じ込ませてコールドスリープさせる駆け引きも必要なんですけどね。
そして上にも書きましたが、世界観とストーリーには引き込まれました。
設定はぶっ飛んでいるキャラクターが多いのですが、それが少しずつ謎が明らかになっていくという構成と、何度もループしているうちにいきなりイベントが始まるサプライズなども含めて、かなり楽しめました。
致命的ミス
そんなわけで、120回くらいループして10時間以上は楽しんでいたのですが…
ある日、また「つづきから」プレイしようとしたんですよ。
ただ、セーブファイル1を選ぶときに、うっかり「Yボタン」に触れてしまったようで…
それに気づかず、ロードしようとAボタンを連打していたところ…
Yボタンは「はじめから」プレイするボタンであり、それをセーブファイル1にカーソルがある状態で押した後でAボタンを何度か押すと、そのセーブファイルに「はじめから」が上書きされます。
再び主人公の名前入力画面になったときには、時すでに遅しで、セーブファイル1が消えました。
しばらくはあっけにとられてしまいましたね…
まあ要するに、操作ミスでセーブが全て消えたのです。
はじめからやろうかとも思ったのですが、10時間くらいかけていろんなイベントを解放していったのに、それをまたやるのも…
という、リアルにループゲームになってしまい、プレイを断念してしまいました。
そのうち再開するかもしれませんが…果たして私はループを抜け出せるのだろうか?
過去ゲーム記事(時間・ループ系)