「学びを結果に変えるアウトプット大全」 樺沢紫苑 著
インプットとアウトプットについては、前々からいろいろと考えておりました。
本の概要の概要
いくらインプットしても、そればかりじゃダメダメ。
アウトプットこそが全てを好転させます。
会社で評判も良くなるし、モテるよ。
本の感想
概要を一言で言ってしまえば、「アウトプットは大事」で終わってしまいます。
そこに肉付けとして、アウトプットの方法(と自分がいかに凄いか)という話ですね。
インプット:アウトプット=3:7くらいがいいみたいですね。
それなりには参考になると思います。実践するかは別ですが。
アウトプットをしっぱなしではなく、フィードバックも必要とのことです。
また、効果的なフィードバックを行うためには教えてもらうことが一番良いと書かれていました。
一方で個人的には、記憶に残すには「教える」ことが一番記憶に残るような気がするんですよね。
説明するためには論理的に理解できていないといけませんし、質問に答えるとすれば回答して納得させないといけません。
最大の欠点は、教えるにしても教わることも、他人がいないとできないということです。
ひとり暮らしで友達もいないと、それ自体が不可能に近いですね。
後は多少、仕事術やビジネススキル、プレゼンスキルみたいな話もありますが、著者の本業は精神科医とのことで、そのせいかプレゼンスキルはさておき、ビジネスに関してはふわふわした話だなと感じました。
アウトプットと記憶について
アウトプットの重要性は前々から考えております。
上にも書きましたが、私は友達らしい友達がいません。
かろうじて高校時代はいましたが、大学ではほぼ会話すらゼロでした。
そのせいで、大学時代の思い出はほぼ全くありません。
逆に中学時代の友人とは地元ということもあり、中学卒業後も10年くらいはよく会っていました。
そうすると、中学校時代のことはよく覚えているようになります。
単純に言えば、これもアウトプットですよね。
中学時代の友人とは中学時代の誰それの話をしますので、そこで記憶が再配置されます(多少歪んだ記憶になるかもしれませんが)。
逆に、私の大学生活については誰ともほぼ話したことがありませんので、全くと言っていいほど何も覚えていません。
4年も本当に通っていたのだろうか?
ブログもアウトプットだけど
ブログもアウトプットではありますが、大抵の記事をそんなに考えて書いていないせいか、大して記憶に残っていません。
なので、自分の過去記事を読み返すと、謎のフンドシ仮面の画像が貼ってあったり、きわどいランジェリー姿の知らないおっさんの画像が貼ってあったりして、もはや恐怖を覚えます。
一方で、最近は仕事で数万文字分の論文チックな文章を書いているのですが、考えて書いているせいか多少は頭に入ってきています。
やっぱり考えて書かないと記憶には残らないみたいです。
これからはブログも熟考と推敲を重ねたしっかりした文章を書いて、自分の記憶にも残していかないと駄目ですね。
ちなみに上に貼った過去記事みたいな記憶は要らないので、やっぱりあまり考えないで書きます。