Switchゲーム紹介のコーナー。
今回は「Pokemon LEGENDS アルセウス」です。
今更書くまでもないのですが、これまでのポケモンからガラリとシステムが変わり、それがよかったと思います。
あらすじ
異世界転生ものみたいなスタート。
ポケモン・アルセウスによって、主人公は現代(?)のポケモン世界から、シンオウ地方の過去に呼び出されてしまいます。
しかしさすがは現代っ子。
異世界に飛ばされるときにもスマホは手離しません。
空から降ってきた主人公。
そこで3匹のポケモンと似合わない帽子の男に取り囲まれます。
かくかくしかじかと話すと、事情を汲んでくれたラベン博士に、彼らの暮らすコトブキムラに案内してもらうことに。
コトブキムラのギンガ団は、ポケモンを調査・研究している団体です。
主人公は正体不明ながら行先もないので、ギンガ団に所属してポケモン調査をすることになりました。
ポケモンももらって、冒険の旅に出ることになりましたとさ。
世界観や設定など
アルセウスの世界観は、現代のポケモンワールドと異なり、人とポケモンはほとんど一緒に暮らしていません。
ちなみにシンオウ地方は、完全に北海道です。
コトブキムラは札幌あたりでしょうか。
世界は3Dマップになり、立体的なオープンワールドに近い仕様になりました。
ただ、際限なく広いわけではなく、エリアごとに一定の範囲が決められており、箱庭と言えなくもないです。
実際のフィールド画面はこんな感じ。
野生のポケモンはその辺をうろついており、シンボルエンカウントに近いイメージです。
ただし、こちらがポケモンを出さない限り戦闘は始まりません。
こちらに気が付かれる前であれば、いきなりボールを投げて捕まえることも可能です。
逆に気付かれてしまうと、主人公自身を攻撃してきたり、逃げ出したりします。
時には、オヤブンと呼ばれる巨大かつ強大なポケモンが闊歩していることもあります。
序盤は逃げるしかありません。
バトルになると、コマンド制タイムバトルに移行します。
これまでのポケモンはターン制でしたが、今回はATBゲージのように、素早さの高い順に攻撃します。
ステータスだけでなく技によっても順番が入れ替わり、タイミングが合えば連続攻撃なども可能です。
また、同じ技でも「力業」「早業」が選べるものがあります。
これによって威力は高いけど行動順が遅れる、威力が下がるけど行動順が早まるなどの駆け引きが追加されます。
①ヒエン地方の謎を解く、②図鑑完成を目指すが主な目的です。
シンジュ団、コンゴウ団とも時に敵対、時に協力しながら、なぜか暴れている「キング」(そのエリアを仕切るようなポケモンで、人々に崇められている)たちをおとなしくさせていきます。
あとはポケモンの生態を調べて図鑑完成。
今作では捕まえて終わりではなく、特定の技を使ったり、何十匹も同じポケモンを捕まえたりして、各ポケモンの「研究レベル」も上げなければなりません。
研究レベルが上がり、ポイントが集まると、ギンガ団団員としてのランクが上がっていきます。
これによって、新しく行けるところが増えるなど、ストーリーにもかかわっていきます。
また、本作はポケモンに乗れるようになっていくので、最初は大地を走り回るだけですが、のちに空を飛び海を泳げるようになり、さらに冒険の枠が広がっていきます。
感想と次回作への期待
ダイヤモンド・パールのリメイクについて、先日感想記事を書きました。
一番不満に感じたのが、テンポの悪さでしたが、アルセウスでは、そこはかなり改善(?)されています。システムが一新されているので改善とは言わないかも。
シンボルエンカウントなので、戦わなくても問題ありませんし、捕まえるだけであれば、戦闘画面に移行することもなく、シームレスに実行できます。
戦闘自体はATB方式に変わったものの、基本はコマンド&ほぼターン制で、あまり行動順が覆ることがありません。
エフェクトは相変わらずありますが、それでもだいぶテンポ良く戦闘も進みます。
移動手段も後半になればかなり豊富になるので、その辺りも特に問題ありません。
細かいところを言えば、例えばポケモンに乗っているとボールを投げられないところなどは不便ですが許容範囲です。
あとは、主人公はポケモンの攻撃を受け続けたり、高所から落ちたりすると、目の前が真っ暗になってコトブキムラに戻されてしまいますが、その割には戦闘中にはかいこうせんなどを受けても大丈夫というのが少し間抜けな感じがします。
戦闘の難易度は低めだと思います。
敵の攻撃・防御力は従来のポケモンよりかなり高く、レベル差が20くらいあっても、一撃で倒せない場合が結構ありますし、ダメージも3分の1くらい受けることもあります。
それでも、回復アイテムは豊富ですし、弱点さえつけば難易度は大したことありません。
一部、アクション要素がありますが、それも難易度は低めです。
何度でもやり直せますし、途中から再開もできます。
ストーリーは、いったんディアルガ&パルキアを倒して終わりです(確か)。
オープニングでアルセウスからは「すべてのポケモンに会え」と言われていましたが、最近はやり込み要素はそこまでやらないことに決めているので、完全クリアではありませんが…
エンディング後もストーリーは続きますし、また豊富なサブクエストもあるので、図鑑完成以外の部分でも楽しむことができます。
そんなわけで、これまでのポケモンとは違ってかなりテンポよく楽しむことができました。
マップが3Dかつエリアごとに適度な広さで区切られていて、冒険をしている感じがよく出ている部分も楽しめました。
気に入ったポケモンたちでも概ね勝ち上がれるのはよかったですね。
ストライク、オクタン辺りは地味ですが、初期から頑張ってくれました。
普通にクリアするのには、30時間程度かかったのかな。
2022年末ころに新作が出るようですが、同じようなシステムだったらやってもいいかなと思っています。
時間をかけようと思えば、いくらでもかけられるゲームだと思います。
やり込みたい、冒険したい人にはいいゲームだと思いました。
過去ゲーム記事