Switchゲーム紹介のコーナー。
今回は「グノーシア」について2回目です。
ネタバレというか私なりの考察も含みますのでご注意ください。
前回までのあらすじ
ループしていく宇宙で、100回ほどのループを繰り返す主人公とセツ。
しかし、ゲーム開始時のセーブデータを誤って上書きしてしまったことにより、私自身がループに取り込まれるというオチを迎えました。
しかし、このゲームはよくできていて、続きが気になりました。
そこで、再び100回以上同じループを繰り返し、エンディングを見るまで最初からプレイを再開したのでした。
キャラクターそれぞれの正体など
ここからはグノーシアをやったことがないと、キャラ名などがよくわからないと思います。あと、細かい設定は忘れたのでだいたいで書いています。
セツ:主人公とともにループを繰り返していたが、最後には脱出。
ジナ:軍人。割とまともな人で、特に変なところはなし。
コメット:体にまとった粘菌に守られていないと死んでしまう星で育った。
ラキオ:天才。「銀の鍵」を最初に持っていたが、奪われたのでループしている認識はない
沙明:実験動物のボノボ(類人猿)に囲まれて育つ。同じような実験動物のオトメに厳しくも優しい。
オトメ:人工的に知能を植え付けられたイルカ。
夕里子:人々を肉体から解き放ち、脳を電子データ化する巫女。グノーシアとやっていることは同じ。
シピ:体を猫にするため、今は首から猫が生えている。猫になれたらしい。
ジョナス:今乗っている宇宙船の船長。昔は活躍したらしいが、今は少し病んでいてアムロの父のようになっている。
ステラ:擬知体(?)と呼ばれる人工知能が人型をしており、正体は宇宙船のナビシステムのLevi。
しげみち:リトルグレイのようであるが、全身を怪我したことによる人工皮膚。
SQ:SQの母親(=マナン)が、自分の子供の肉体を乗っ取って宿ったもの。ただし、グノーシア汚染されているときは母親の人格で、人間のときはSQの消されたはずの本来の人格が表れている。
レムナン:SQの母親に、愛玩動物として虐待を受けていたことがトラウマになっている。血縁上は、SQの父親にあたるとされる。
ククルシカ:人形。中身はマナンになる。
ストーリーについて(合ってるか不明)
ラキオが銀の鍵を持っていたが、主人公が手に入れた結果、活性化してループが始まってしまった。
銀の鍵は活性状態になると、宿主に寄生する。
銀の鍵の目的は「情報収集」にあり、情報がいっぱいになるまでループをさせることになる。
今回はグノーシアがいない世界であり、ここでセツが銀の鍵に寄生されなければ、ループはしないまま世界が続く。
しかし、この世界線では、宇宙船の事故によりセツが致命傷を負う。
主人公はセツを救うために、セツが持っていた銀の鍵を活性化させ、ループに入った。
そうして、銀の鍵を情報で満たすために、何度も何度も人狼ゲームを行い、乗員全員の情報を埋めていくことになった。
情報を埋めたことで、銀の鍵は満たされてループを終える時がきた。
一方、主人公は存在自体が「バグ」であった。
すでに瀕死の重傷を負って眠っていたが、ループによって二人の主人公が同時に存在していた。
主人公同士が出会ってしまった場合、その宇宙は崩壊してしまう。
二人の主人公がいたものの、これまではグノーシアが「Day0」に一人を抹消していた。
そのため、毎回「Day1」からスタートし、かつグノーシアが存在するループにしかたどり着けなかった。
ループを終えるには鍵を使って空間上にトビラを開き、そのトビラの向こう側で新たに鍵をかける必要があった。
つまりセツも主人公も、二人同時にループを抜ける方法がなかった。
また、セツの持っている銀の鍵はまだ未成熟で、彼女のループは終わらない。
そこで、「グノーシアがいない世界」で、セツがもう一人の主人公の肉体とともにトビラの向こう側に行き、鍵をかけることになった…
こうしてセツの犠牲によって、主人公はグノーシアのいない世界でループから脱出した…
そしてエンディングでは、それぞれの人が将来どうなったかがモンタージュされます。
しかし、セツのことは全員の記憶からも消えてしまいました。
真エンディング
では終わりませんでした。
再びループした世界で、主人公とセツが両方救われる形を目指します。
ゲーム的には、クリアデータを保存した状態で、違うセーブデータで新規スタートをする必要があります。すると「映画で~~」という選択肢が追加されています。
これによって「セツの持っていた銀の鍵」の情報が満たされます。
すべての記憶と解決方法を考え出したセツが、一番最初のループ(SQがグノーシア)で解消させます。
まずSQ=グノーシアということは、今のSQの中身は母親であるマナンです。
マナンは肉体を維持するために、自分の子供に人格を移植して生きていた。
そこで、セツはマナンに対してコールドスリープではなく、別の体に移るように提案する。
そこで、コンテナにあったもうひとつのククルシカ(人形)にマナンの人格を移転することを提案します。
人格移転は困難ですが、マナンがいなくなっても誰も困らないようです。
そしてもう一つの条件をセツが提案します。
それは、トビラを開いたらククルシカ=マナンが向こう側に行き、トビラを閉めてきてほしいということ。
ループはセツにとっては苦行だったが、永遠に生きたいマナンにとっては望ましいもの。
マナンも結局、その条件をのみ、セツの銀の鍵は消滅。
主人公は、あくまで「別の次元から、意識だけを繋いでいる」ので、ここでループが終わったセツとは、同じ世界線で暮らすことはできません。
主人公の名前を変えてます(セーブデータが違う)が、要は意識だけ通常エンディング側のセーブデータ(次元)から繋いでいるようです。
セツはこの世界で、主人公は通常エンディング(セツの記憶は全員から抹消済)の世界で生きていくことになるのでしょう。
そして最後のカウントダウンが始まります。
さようなら。
感想まとめ
というわけで、お互い別の道になってしまうという切ない終わり方でした。
完全に理解したわけではないですし、上の解釈なども少し間違っているのかもしれませんが…
コンピュータ相手に人狼ゲーム??と少し馬鹿にしていたのですが、それは撤回しないといけないですね。
結局、前回は100ループちょいでセーブデータが消えましたが、通常エンドを見るまでには160ループくらいだったと思います。
なかなか、全員と絡まないと情報収集できませんし、場合によっては特定の人物をスリープさせる、生存させるなどの条件もクリアしないといけないので、少し苦労しました。
しかしながら、一度セーブデータが消えたのをやり直してでも、なお面白いゲームでした。