Switchゲーム紹介のコーナー。
第100回目は30周年を迎える「星のカービィ ディスカバリー」です。
あらすじ
謎の割れ目に吸い込まれてしもうた。
うおおおお。
気が付くとそこはビーチ(何となくクラッシュバンディクーを思い出した)。
文明と自然が入り乱れたステージを、ビースト軍団を蹴散らしながら、ワドルディを救う旅に出ることになりました。
世界観は、これまでのカービィにはなかった人工的なものとファンタジーとが入り混じったような世界でした。
イオンモールにて撮影。
3Dになったカービィ
何より新しくなったのは、初の3Dになったカービィ。
どうなるかと思いましたが、視点はほぼ固定で操作感もよく、成功した進化だと思います。
3Dで代わりに、ホバリングは上昇できる範囲がかなり限定的になり、やや滑空に近いようなイメージになりました。飛び回れると、全てスキップされちゃいますしね。
また、水中ステージもあるのですが、厳密にいえば水面のみで潜ることはできません。
潜りたくもなかったので、この方がシンプルでいいと思います。
だいたい斜め45度くらいからの俯瞰視点でゲームは進んでいきます。
3Dですがオープンワールドではなく、ステージクリア型です。
ワールドマップからステージを選んで進んでいきます。
また、コース内も広く見えるものの、自由に回れるわけではなく、進路はほぼ固定です。
(マリオの3Dワールドくらい)
個人的には、広すぎると迷うので助かりました。
3Dアクションあるあるの、岩に追っかけられて画面手前に逃げるやつ。
ステージごとに、ワドルディの救出+ミッションが3つ用意されていて、これが軽めのやり込み要素です。
ミッション追加クリアで、助けられるワドルディが増えていきます。
ワドルディが増えるとワドルディの村が発展し、新たな施設(カフェやお店、釣り堀など)が追加されていきます。
コピーとほおばり
カービィと言えばコピー能力ですが、もちろんそれは健在です。
おなじみのソード、カッター、ファイアなどに加えて、新しく地面に潜れるドリル、銃で遠距離攻撃するレンジャーが追加されました。
やってしまった…
また、コピー能力は道中で設計図を手に入れることで、レベルアップすることができます。
例えばレンジャーの溜め撃ちは、銃連射から広範囲ブラックホールのような能力に進化しました。
新しい要素としては、ほおばり変形です。
自動車を吸い込むとコピーするのではなく、かぶさるような形になり、車として走れるようになります。
そのほか、階段をほおばって足場を作ったり…
わっかをほおばって、空気砲を発射したり。
階段の操作性は好きではありませんでしたが、ほかのほおばり変形能力は結構使っていて楽しかったです。
少しイマイチだったのは難易度
たぶんプレイした人(特に初期くらいのカービィからやっているようなベテランゲーマーの人)の大半が感じたと思いますが、難易度が相当低めです。
普通にプレイしている分にはやられることはほぼありません。
難易度は選べますが、ワイルドモードでもかなりぬるめです。
一番苦戦したのは、クリア後に闘技場でできるボスラッシュ最終コースでした。
これまでのボスのパワーアップ版+裏ボスも出てきて体力に制限もあるため、なかなか苦労しました。
難易度以外では、コピーの種類ももう少し欲しかったかなと思いました。
レベルアップによって多少違う能力にはなれますが、結局10種類程度(?)しかないため、もう少しバリエーションが欲しかったです。
個人的には、最後までボムの使い勝手には慣れませんでした。
ほおばり変形もあるから、コピーが少ないのは仕方ないかもしれませんね。
2Pはバンダナワドルディ
今作は、2人協力プレイにも対応しています。
その場合、2人目は(いつの間にかメインキャラになっていた)バンダナワドルディになります。
あくまで主役はカービィですので、どっか行ってしまっても星になって戻ってきます。
なので、実力差がある(例えば小さい子など)人に2Pをやらせるのがいいかと思います。
ヤリしか使えないのと、カービィに比べると攻撃に癖がありますが…
なお、今回から?食べ物の口移しはなくなったようです。
感想まとめ
実はカービィシリーズをプレイするのがずいぶん久しぶりでした。
1996年の「スーパーデラックス」か、20周年記念コレクション内に収録されていた「星のカービィ3」がほぼ最新です。
何となく、鏡の迷宮とかロボ???とか、いくつか出ているのは知っていましたがほとんど未プレイ。
途中、3DSで基本無料で出た「カービィファイターズz」はちょっとやりましたが。
一方で、ファミコンの「夢の泉の物語」やゲームボーイの「星のカービィ2」は軽く20周はしたくらい、子どもの頃にプレイしていました。
と思ったら、「カービィWii」はプレイしてました。記憶からすっかり消えてました。
動画を見返したら、スーパー能力とかありましたね。
スマブラ等もあるので、メタナイトやデデデ大王などはおなじみです。
最近のは、だいぶ仲良くなっているみたいですね。
そんな久しぶりのカービィでしたが、3Dに広がった視界での「冒険している感じ」はけっこう良かったです。
ステージも自然あり、人工物あり、異世界ありと多様でした。
ホバリングは最後まで慣れませんでしたが、操作性も良かったです。
そういえばガードと回避もありましたが、1〜2回しか使いませんでした。
先に書いたように、3Dになってもコースは限定されて、かつこちらの攻撃に方向補正(と言っていいのか)が効いているので、敵のターゲッティングに困ることもほぼありません。
例えば、吸い込んだ敵を遠くの敵に当てるのも、結構勝手に補正して当ててくれます。
3Dによくある、距離感の問題もそれほど気になりませんでした。この辺りは、難易度が低いことと表裏一体の部分もありますが。
逆に難易度が低めなおかげでサクサクとプレイできます。
それでも、1ステージ辺り10~15分くらいかかるので、ボリュームも十分でした。
ステージ内のタスクも、ヒントはきちんと出るので詰むことはありませんでした。
(隠しエリア発見系と、ボスのノーダメージクリア系は少し苦労しましたが)
そんなわけで、「100%クリア」も無事に達成できました。
(フィギュア集め、ミニゲームクリアなどが必要みたいです)
気軽に楽しめる3Dアクションということで、十分満足な作品でした。
約30年前、ファミコンの夢の泉の物語に超ハマり、友人宅でやったスーパーデラックスもかなり楽しみましたが、さすがのカービィゲームです。
他のシリーズで、Switchでできるものがあれば探そうかなと思います。
それにしても30周年。ポポポ(カービィの初期アイディア時の名前)だったらこんなに残ったのかな。
おまけ:気持ち悪かったところ
なぜかすごく嫌だったところ。
ワープスターに乗って移動しているときに、時々カービィ(バンダナワドルディがいればそれも)がカメラ目線でこっちに手を振るんですよね。
クリア後のダンスは毎回恒例ですし、ステージクリアの喜びなどを表現しているので気にならないのですが、このシーンだけものすごく違和感を覚えました。
カービィは画面内の異世界で冒険をしているのに、存在しないプレイヤーに媚びてくるのが大変気持ち悪く、大げさに言えば世界観をぶち壊している感がありました。
普通に考えればファンサービス的なものなんでしょうけどね。
過去ゲーム紹介記事