最近のジェンダー論のよくわからなさ。
先日、オンラインセミナーで講演依頼がありましたので、登壇しました。
テーマはエネルギー問題みたいな話で、なぜ何の知識もない私がやらねばならないのかはさっぱり分かりませんでしたが、サラリーマンですし15分くらいの簡単なものでしたので、とりあえずピーチクピヨピヨと話してきました。
セミナー全体は90分ほどで、私以外に別の会社や行政の方で、計5人の登壇者+司会者がいました。
それで、参加者に事後アンケートを取ったそうです。
「あいつの話はピーチクピヨピヨ言っているだけでつまらなかった」みたいな感想はなかったようで安心したのですが…
自由意見の中に「司会も入れて6人も登壇者がいたのに、全員男とはこの時代にどういうことか」といった内容がかなり強め&長文で書かれていました。
その方の意見を転送してもらってよく読んだところ、「男」と「女性」と使い分けて書いている部分で、ちょっと察することはありましたが…
恐らく他の企業・行政の方々も、適任者(か暇だった人)がたまたま男性だっただけでしょう。
「男女共同参画」等がテーマだったらまだしも、エネルギー問題で男性だから・女性だからというのは関係あるのでしょうか?
そして全員が男に見えたようですが、LGBTQが含まれていたらどうなんでしょうか?
(私も他の登壇者のことはよく知りませんし、自分のことも分かりませんし)
ちなみに主催者からは次の講演(別テーマ)も頼まれているのですが、「次回もいくつかの団体に講師を頼んだところ男性ばかりなので、司会だけは女性にします」と言っていました。
個人的には、それもどうかとは思ったのですが…
それで解決するのか、「今どき、司会だけ女性とはどういうことか?」と文句が入るのか、どっちなんでしょうね。
どうせオンライン講演ならいっそのこと、架空の動物やロボット等のアバター&機械音声で講演すれば、そういうリスクも避けられるかもしれません。
絶対の正解はないのでしょうけど、いずれにしてもかなり強い口調で文句を送り付けるほどの攻撃性こそが怖いです。