『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』 中野信子著
タイトル通り…と言いたいところですが、受けた印象はちょっと違いました(どちらかというと悪い意味で)。
感想
いきなり感想から入りますが、何というかふわっとした本でした。
私の周りにこんな人がいて、こんな風にうまくやってますよという話が大半です。
具体例と言えばそうですが、AさんBさんと匿名ですし、うまくいっている基準もよくわからないので、著者の周りでは上手くいっているらしいということは分かりますが、「私の友達がね」とあまり変わらない印象を受けました。
読んだのではなく、オーディブルで聞いていたので余計にそう感じたのかもしれません。
後は、対象が女性の場合に「彼女は特別美人というわけではないのですが」みたいな文言をつけるのは、今の時代はどうなんだろうと思いました、
ビジネス書
ビジネス書もいくつかに分けられますが、こういう自己啓発本みたいなものはそろそろ避けようかなと思います。
結局、その人の周りでは上手くいっているよねという話で、それほど一般化できていない感じの内容が多いです。
また、どの本もだいたい同じようなことを書いているし、それができたから上手くいくのではなく、上手くいっている人の特徴を挙げているだけですし、その人の表向きしか分かりません。
著名人であればまだマシですが、本書のように「私の知り合いのAさん」では架空の人物でも分かりませんしね。
今回はオーディブルの無料対象本であり、また移動中や筋トレ中などに軽く聞ける内容という意味では適していたように思いますが、大した中身ではありませんでした。
本書がどうこうというよりは、この手のビジネス書全般に対して、わざわざ時間をかけて読む・聞くほどではないなあと感じました。
まあ40歳近くにもなると、もう少し実用的な本か娯楽本(小説等含む)に寄った方がいいのかなと思いました。
最近買った本は「NFTの教科書」ですが、こういう情勢を知るようなビジネス書にシフトしないと。
(そしてこれもオーディブルのサブスク対象だったので、買わずに聞けば良かった…)
※昨日に続きまだ首が痛いので短めです