沖縄返還50周年。
もちろん返還前の様子は知らないのですが、今でも沖縄にはアメリカンビレッジなどが残っていますね(あれはただのショッピングセンターの気もしますが)。
そんな50周年を記念した琉球展に行ってきました。
沖縄の歴史
沖縄史にはそれほど詳しくありません。
私が生まれたときにはすでに沖縄は日本でしたので、アメリカのものになって、それが戻ってきたというのがいまいちピンときていません。
1868年の明治維新の後、1872年の廃藩置県で琉球藩になる前は独立国家でしたから、沖縄の日本歴はそれほど長くないんですね。
教科書で習ったのは、琉球王国がありましたくらいだったような。
あとは太平洋戦争のときの話題ですかね。
最後の琉球王が尚泰(しょうたい)王というのは今でも覚えていますが、それは教科書に載っていた写真が、中学の同級生Y君に顔がそっくりだったからです(しばらく彼のあだ名が尚泰でした)。
逆に言えば、写真が残っている年代の人と思うと、結構最近な感じです。
琉球展
さて、琉球展ですが…全体的な感想としては、文書と衣服が多いなあという感じです。
だいたいこういう「〇〇展」は、芸術作品、絵画や彫刻などが多い印象ですが、それほどありませんでした。
戦争等もあったので、残っていないというのもあるのでしょうか?
大半は写真撮影が禁止されていますが、一部の部屋では解禁されていました。
なので、その辺りの写真をぺたぺた貼っていきます。
歴代の王(?)。
もともと白黒だったのでしょうか?
衣服は、形としては日本の着物と特に差が見られませんでした。
色は明るめなのと、模様が細かい印象を受けました。
リバーシブルになっているものも。
今とは気温が違うのかもしれませんが、沖縄でこれは暑そう。
デザインについては、当時(たぶん16世紀~18世紀くらい?)の琉球王国でも、カタログを使って発注していたようです。
オーダーでスーツを頼むときもこんな感じですね。
刀剣乱舞とのコラボもしていました。
刀剣自体が展示されているのですが、それをモチーフにしたキャラクターがいるようです。
この辺は私にはよくわかりませんが、Twitterで琉球展について見てみたら「刀剣乱舞が云々」というtweetばかりでした。
螺鈿(貝殻)を使った細工も多かったです。
青っぽいというか玉虫色というか、螺鈿の輝きは結構好きです。
ちむどんどんも知らないので、何とも言えません。
上野と沖縄
琉球展のグッズ。
今回はあまりピンとくるような、絵画やキャラクターもいなかったので、いわゆる展示関連グッズは買いませんでした。
一方で、沖縄関連の食品などが売られていました。
また、上野駅近くのマルイ(OIOI)でも「沖縄展」をやっていました。
そこと合わせて、泡盛、沖縄そばなどを買ってきました。
酒は苦手ですが、せっかく沖縄づいていることですしね。
ジーマーミ豆腐も好きですが、荷物が重くなるのでやめときました。
ちなみに上野公園では大陶器市が開かれていて、少しですが琉球ガラスなども売られていました。
ちなみにちなみに、科学博物館の「宝石展」にも行きたかったのですが、こちらは予約制。
この日は19時以降しか空いていなかったので諦めました。
会期もあと1か月切ってますし、行けなさそうですね。
沖縄関連過去記事
東南アジアとの交易の要衝として、海運ではかなり重要な位置にあったようです。
諸外国の当時の地図では、沖縄がドーンと大きく、日本は小さめというようなものもあったようです。
日本以上に島文化であるので独自性を保ちつつ、それでいていろんな国々の影響を受けたのでしょう。
そんなわけで、沖縄は普通の国内観光+ちょっとした海外気分が味わえる場所としても、何度か行っています。
特に、石垣~八重山諸島が好きなんですよね。
最近行けてないのが残念です。
小浜、竹富、西表は行ったので、今度は日本最西端の与那国島辺りに行ってみたいなあ。