イカスミパスタじゃないんだぜ。
小堀屋本店
今回は、千葉県香取市を訪れました。
佐原駅から徒歩10分弱で、いわゆる水郷の街並みへと景色が変わります。
その一角にある、古いお蕎麦屋さん「小堀屋本店」にやってきました。
※地図はこちら
趣のある外観ですが、このお店が建てられたのは1900年だそうです。
そしてお店自体は江戸時代から。
余談ですが、佐原は「江戸優り(まさり)」とも呼ばれ、利根川による水運で非常に栄えた町です。
江戸にモノを運ぶ際には佐原を通ることも多く、江戸以上に流行りものが来る、なんて話もあったそうな。
なお、平日とはいえ真昼間に訪れたところ、観光客らしき人も含めてそこそこ行列ができていました。
外で20分ほど散策して、13時頃になったら空いてきたので5分ほど待って入店です。
なお看板に寄ると、未就学児は入店禁止です。
建物自体が県の文化財でもあり、恐らく何かトラブルでもあったのでしょう…
黒切りそば
店内はこちら、確かにお世辞にも広いとは言えません。
座敷の席が10席ほど。中も歴史を感じるたたずまいです。
メニューはかなりシンプル。
①温・冷
②天ぷらあり(並・上)・天ぷらなし
③黒・ふつう
の3パターンの組み合わせです。
天丼やカツ丼どころか、「きつねそば」とか「おかめとじ」と言った他のそばメニューもありません。
そして当たり前のように「黒・ふつう」と書きましたが、ここの名物は「黒切りそば」です。
それがこちら(ざる版)。
この黒さですが、日高昆布を練り込んだ麺だそうです。
そのまま食べてみると、やや昆布の風味があるような?
良くも悪くもそれほど主張しないので、普通のそばのようにも食べることができます。
私の鈍感な舌ではそれほど感知できませんでしたが、珍しいそばを食べられたので良かったです。
ただ量は小食の私からしてもけっこう少ないので、そういう人は天ぷらなどを付けた方がいいのかもしれません。
へぎそば
以前、越後湯沢にて、名物のへぎそばを食べました。
へぎそばは、ほんのり緑色の麺です。
海藻が練り込まれているということで真っ先にへぎそばが浮かびましたが、へぎそばは布海苔(ふのり)という海藻なので、また違うみたいですね。
へぎそばのぬるっとした感じも嫌いじゃないんですけどね。