大地の芸術祭について書いていく、連続シリーズ。
5回目は、旧・東川小学校という廃校を丸々使った「最後の教室」です。
「学校の怪談」系が苦手な人は、ひとりで行っちゃ駄目よ。
ここは、事前知識なくネタバレしないで行った方が楽しいかもしれません。
東川小学校について
場所は…何と説明したらいいのか、里山の中です。
最寄り駅などはあるのでしょうか?
十日町市の観光協会のページに寄れば、「まつだい駅からスポーツタイプのeバイクなら片道約60分です!」と書いてあります。
肉体派ではない私には車以外は無理そうでした。
車で向かうと、体育館が先に見えてきます。
ここが受付&入口になっています。
東川小学校自体は、1875年~1997年まで現役だったそうで、かなり歴史のある学校でした。
廃校になってから25年も経つのに体育館は綺麗ですし、校舎は味を出しています。
まずは体育館へ
ここに展示されている「最後の教室」は、廃校を大きく使ったダイナミックな作品です。
体育館は本当にきれいです。
この引き戸を開けて入っていくと…
壁面に光の粒子が映し出され、ベンチの上に扇風機が置かれたものが数十セット置かれています。
と言いたいところなんですが…
写真だと上のように結構細かく見えているんですが、実際はもっと暗いです(少なくとも私の目では)。
動画の方が肉眼に近い暗さなので、Twitter経由で5秒ほど動画で。
「最後の教室」という作品というか空間というか。
— GO@ひとり旅・読書・ブログ (@GK_GK21) 2022年6月26日
行って体感しないと分からない作品でした😗#大地の芸術祭#ひとり旅 pic.twitter.com/SLkHc2AC3N
まあ帰りには少し目が慣れて、多少は見えるようになりました。
それでこの空間。
入った時の暗さもそうなんですが、床一面に草が敷き詰められていて、むわっとした緑の匂いと、草の柔らかい踏んだ感触が飛び込んでくるんですよね。
そのインパクトにやられつつ、そして目が慣れないままの暗い中、体育館の奥=校舎の方に進んでいきます。
校舎の様子
さて1階の廊下ですが…これまた相当暗いです。
動画モードをスクショすると、もはや何も見えません。
時折これくらい暗い時もありますが、流石にここまで暗くはなかったかな。
カメラだと多少見えます。
おや、奥に人影が…
後は、ところどころある明かりを頼りに暗い廊下と階段を進んでいきます。
2階は「ドン!」「ドン!」と謎の音と光が点滅していたのですが、画像を撮れるようなものではありませんでした。
暗い学校ということで、不安を掻き立てる要素があります。
途中、こんな部屋もありました。
そして3階の様子がこちら。
教室に、ガラスケースに入った白いシーツ?布団?が並べられています。
これまでの雰囲気と最後の教室というテーマを踏まえれば、死を連想しますが、全く違うのかもしれません。
1階に戻ってくると、先ほどとは光源が逆(行きは光に向かうけど、帰りは背後から照らされる)になっているせいで、自分の影が大きく見えます。
軽快な影絵ダンスを録画したのですが、ビデオでは暗すぎて判別できませんでした。
残念。
影絵と言えば、ここにはもう少し可愛らしい作品も。
タイトルは「愉快なゆうれい達」。影絵作品ですね。
感想まとめ
自然との融合という意味では、清津峡トンネルやまつだいエリアの方でしたが、ここは作り込まれた世界観という意味では一番でした。
写真でもインパクトはあるのですが、正にインスタレーション作品ということで、行って体感してみてほしいですね。
一応注意書きがありますが、子どもは怖がるかもしれません。
私?怖くなんかねーよ。