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【アート】日本橋・イマーシブミュージアムの訪問感想。いろいろ不満も(個人の感想です)

コレド室町・イマーシブミュージアムというところに行ってきました。

楽しんだ方には申し訳ないですが、率直な感想としては、良かったとは言い難いかなあ。

同行者は今でも行ったことを後悔して文句を言っています。

 

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概要

イマーシブとは「没入感のあるさま」という意味だそうです。

なので、没入する美術館ということですね。

公式Twitterによるとこんな感じです。

 

 

具体的に言えば、巨大モニターでモネなどの印象派作品をCG等も用いてグラフィカルに投影し、あたかもその世界に没入しているかのような体験ができる…らしいです。

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私も答えのないアート鑑賞活動を続けているので、これはと思って行ってきました。

場所は東京 の日本橋・コレド室町の5階です。

オンラインで事前予約チケットも購入可能。

 

中の様子

予約時間になったので、中に入っていきます。

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中に入ると、ひとつの大きな部屋に通されます。

大きなといっても、25m×15mの長方形くらいでしょうか。

小学校のプールくらいですかね。

この部屋のみであり、全ての展示はここで上映されます。

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最初に入ったときの率直な感想は「人が多すぎ」でした。

そのため、次の展示でも先に見ようかと部屋を出てしまいましたが、そのまま進んだら出口にたどり着いたため、慌てて戻ってきました。

まさかワンフロアというか、ワンルームしかないとは。

 

部屋は長方形で、各壁に映像が投影されます。

プログラムは8つのシーンに分かれています。

最初はモネの絵から「日の出」。

画像は静止画ですが、時間経過などが映像として流れます。

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その他、いわゆる美術展のように作品が投影・移動していくもの。

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印象派の筆運びや色の調合を楽しめるもの。

アニメというかリアルなCG動画ですかね。

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メインとなる睡蓮の絵のCG映像などが流れます。

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そんな感じで、映像は断続的に動き続けていきます。

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いくつかの不満点

不満点の1つを、文章だとすごく伝わりづらいので絵にしてみましたが、これまた伝わりづらいのですが、覚悟して読んでください。

 

まず、部屋の寸法と映像が合っていません。下のイメージ図をご覧ください。

例えば青・オレンジ・緑・黄色で、同じ映像を流しているのですが、部屋の寸法とあっていないせいで、切れ目が不自然な場所で発生します。

そのため、正面の青部分のスクリーンを見ていても、右の方でぶっつりと切れて、視界にはオレンジの左部分が見える…という感じで、視界のキリが悪いんですよね。

(正面を見ていると、オレンジの左端が目に入るので、(青の左端と)同じ映像が常に視界に入っている状態)

せっかく360度に映像が流れているのに、変なところで途切れると没入感ダウンです。

 

この角度の写真ならば、多少伝わるでしょうか?

この時は、左と右で違う映像だったかもしれませんが、それにしては座席が360度見渡しづらい構造でした。

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そして繰り返しですが人が多すぎです。

部屋と座席の設置状況により、上の図で言うと、実質観るのに最適なのは青の部分のスクリーンです。

下の写真を見て分かる通り、全員がほぼフラットなところにいるので、どうやっても他人は目に入ります。

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最初に部屋に入ったときに、「人多いな」と思ったとおり、常に視界に人がちょろちょろしているので、これも没入感ダウンです。

多少は仕方ないですけどね。

 

座席は、部屋の真ん中にヨギボーみたいなソファがいくつかと、部屋の隅っこにすのこが積まれている部分しかありません。

すのこに座っても「隙間にスマホ落としそう」としか思わなかったですかね。

また、床にも投影されているのですが、かえって邪魔でした。

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最後に映像そのものについて。

まあそれなりにつまらなくはないのですが…

まず、時間指定チケットにもかかわらず、映像はループで流しているので、今どこなのかがよく分かりません。

入室した時点でやっているものからスタートなので、作品全体のコンセプト等が伝わりにくかったです(ないのかもしれませんが)。

このせいで、退出する人が常にうろつくことになり、没入感が失われます。

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感想まとめ

今回は二人で行ったのですが、もう一人は「ちょっと作品への冒涜感も感じた」と言っていました。

色合いなどを勝手に変えて、作家が表現したかったものを壊したのではないかと。

私はそこまでは言いませんが…

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何と言っても、一番の売りである「没入感」がほとんど感じられなかったんですよね。

  • 360度スクリーンで囲っているにも関わらず、正面スクリーンに固定されるような座席
  • 左右の短いスクリーンに横幅を揃えているせいで、正面の横長スクリーンがぶつ切り
  • 人が多いのでどこを見ても他人が見える
  • (私が怒られるのかもしれないけど)ベビーカーで1歳くらいの子を連れてきて、派手な映像と音楽で案の定ギャン泣き

などなど。

上野科学博物館の「360度シアター」の方が、よっぽど没入感が強かったかなと思います。あれは好き。

 

あとは、最大の問題かもしれないのが費用対効果ですね。

今回は2500円のチケット代ですが、作品は30分程度でループに入ります。

ヨギボー席だとしても、30分も座ってれば疲れそうなので、長さはむしろ短くてもいいのですが…

まさか1部屋しかないとは思っていなかったので拍子抜けしました。

 

これならいっそ、

  • 正面だけにして、映画館のような段々の座席
  • 時間をちゃんと決めて入替制で上映

の方が楽しめたかなと。

 

楽しかったら、↓こういうのも飲もうと思ったのですが、それほどでもなかったのでお土産類もスルー。

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※このまめしばを使った「モネしば」も冒涜ではないかと言っていました。

 

だいぶ批判的に感想を書きましたが、経験として行くのはいいと思います。

モネの絵はモネの絵ですからね。

(フォローになってないかも)

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おまけ

行った日も大変暑かったのですが、コレド室町1~3の間辺りは日陰でもあり、風も通り抜けるので、けっこう涼しかったですね。

水や緑に囲まれるのもいいですが、こういう都会の中での涼やかさも好きです。

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美術館訪問の過去記事

 

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