駅から見えてはいたんですよね。
JR横須賀線・大船駅。
その大船駅を通る際には、いつも観音のヘッドが見えていました。
そのため、大船には観音があるということは知っていたものの、大船に用事が全く無かったので、降りることがありませんでした。
初めて大船観音を知ってからニ十年ほどの月日が過ぎ、とうとう大船駅に降り立つことになりました。
まあ乗り換え目的だったんですが、せっかくなので大船観音を目指しました。
大船観音は、大船駅から徒歩5分ちょいです。
駅のデッキを観音側に歩いていき、下の細い道を通っていきます。
写真を撮り忘れたのでGoogleMapより。
ただし、大船観音参道という名の坂道を登る必要があるので、坂を登るのに更に5分ほどかかります。
なかなか変わった三角コーンが立っていました。
坂を登ると門が見えてきます。
途中、大船の街並みを見下ろすことができます。
一応、入場料が300円かかりますが、ここまで来たので支払います。
正面に寺務所もありますが、右手に観音像への道があります。
また少し階段などを登っていきます。
大船観音のいわれについて。
古来由緒ある…かと思いきや、昭和4年に着工。戦争等を挟みながら、昭和35年に完成。
まあよく考えれば、これだけの巨大な石膏像を奈良時代などには作れなかったでしょう。
看板に書いてあったことは後にして、階段の先に観音像が見えています。
さて、長年の謎だった観音ですが、ようやく答えが分かりました。
バストアップなので、ボディはありませんでした。
いつも駅周辺から見ると、身体の方が山になっていたため、身体の有無は分からなかったんですよね。
山が割れて体が出てくる説も否定はできませんが、とにかく現在地表に出ている部分で判断すれば胸像です。
さて、裏側からは胎内に入ることができます。
中には更に小さな観音像や、観音像設立前後の画像や説明などが展示されていました。
(撮影禁止とは書いてませんでした)
先ほどの立札にも書いてありましたが、この観音像ができたのが昭和35年=1960年。
さらに、この大船観音寺ができたのは1986年で、観音が先にあって、後から寺ができたそうです。
何となく意外ですね。
そんなわけで、大船観音を見てきた話でした。
おまけ。
ちょっと前にバズっていた「エクセルを教わる僧侶たち さっぱりわからない」の絵ですが、この大船観音寺だったんですね。
建立が新しいこともあってか、発想も少し今風なのかもしれません。
過去の観音とか仏像とか記事