憧れ度(0〜100)で言えば、50くらいだったでしょうか。
なお、以下の写真は2020年の正月撮影なので、コロナ禍直前のタイミングです。
浅草一丁目一番地一号、地下鉄浅草駅から上がって、交差点にあるのが神谷バー。
創業は明治13年=1880年、140年超という老舗です。
この記事はタイトル詐欺で、今回訪れたのは正確には1階にある神谷バーではなく、2階にある神谷レストランです。
日曜の昼間に訪問したところ、1階の神谷バーは満席でした。
食券を買うというシステムもよく分からなかったのですが…
一方で、二階の「神谷レストラン」はそこそこ空席もあったので、10分ほど待って入ることができました。
ただ、メニューはほぼ同じでして、多少座席などの構造が違うだけのようです。
メニューはこんな感じ。
それほど種類がたくさんというわけではありませんが、逆に迷わなくて良かったです。
いわゆる「洋食屋さん」ですね。
こういったサンプルがあるお店も最近あまり見ない気がしますが、分かりやすくていいですよね。
店内の写真はありませんが、思ったより広くて、テーブル席が数十席分はあったでしょうか。
老舗と言いつつデジタル化が進んでいて、座席のQRコードを読み込んで、スマホで注文できます。
紙メニューには写真がないので、こちらで確認するといいです。
まずは神谷バーといえば電気ブラン。ということで頼みます。
「デンキブラン」と「電気ブラン(オールド)」がありましたが、たぶん違いを感じ取れないので「デンキブラン」(カタカナ)の方に。
薬草など様々なものが入っているそうですが、この薬っぽさがいいですね。
そして洋食屋の代表メニューとして、ナポリタン。
ハム、マッシュルーム、タマネギでそれほど濃くない優しい味です。
盛り合わせは、ハンバーグ&かにコロッケにしました。
ちょっとかにの風味は弱かったですが、これもまた美味しいです。
こういう洋食屋って、子どもの頃も含めてそれほど行ったことがないのに、何となく安心感を感じます。
派手さはなく、とてもおいしかった!ということもないのですが、穏やかに食事ができる感じ。
と、書いてますが、この神谷バー/レストランでは、多くの人が昼間から電気ブランを頼んでいるため、かなり皆さん盛り上がっていました。
なので、穏やかとは言えなかったかな(それもまた良いのですが)。
私自身もしばらく散策して疲れた後に、いきなり度数30度の電気ブランを飲んだので、これまで自分でも見たことがないくらい顔が真っ赤になっていました。
酔って騒ぐことはないんですけどね。
ともあれ、美味しい洋食を食べ終え、お会計も浅草にしてはかなりお財布に優しかったです。
特にデンキブラン300円は安いですねえ。
コスパという面では十分です。
これでまた、小さな憧れをひとつ達成できました。