私の知っている知識は、大泉洋が出ていることと、よくステッカーを貼っている車を見ることくらいでした。
ネットフリックスにて「水曜どうでしょう」が配信されていました。
やたらとオススメに上がってくるので、観てみることに。
90年代のテレビ事情と旅事情
この記事の内容としては、1997~2000年ごろのテレビと旅事情です。
番組では、サイコロの旅という企画をやっていました。
日本の行く先々でサイコロを振って、出た目に書かれた交通手段&場所に向かい、札幌(北海道テレビの制作なので)に帰ることを目指すというもの。
だいたい高速バス10時間の旅~などが多い印象です。
北に向かえば北海道に近づいた、と喜んでいますが、そもそも北海道って飛行機前提なので、例えば福島辺りと東京辺りだったら、東京の方が遥かに帰りやすいですよね。
という、企画主旨として少し微妙な感じがしました。
それはさておき、番組をみて思ったこと。
1.90年代はテレビに金があった
編集などにあまりお金をかけていないとはいえ、交通費(出演者2名、スタッフ2名)だけでも相当な金額がかかっていたように思います。
国内でのロケならまだしも、ヨーロッパ周遊なども何度かやっていて、相当な費用がかかったんじゃないでしょうか。
ましてや地方局ですしね。
今はキー局でも、海外ロケ1週間撮影のバラエティなんてできないんじゃないでしょうか。
そしてそれをかなりラフな編集で終えるので、番組的にはかなり短めです。
(単に、ネットフリックス配信版は更に短くなっているのかもしれませんが)
今なら費用対効果を考えれば、もっと長い番組になることでしょう。
2.今なら大迷惑行為
番組中、全く関係ない人もがっつりと映り込んでいます。
通行人くらいならいいのですが、電車でも飛行機でも平気でカメラを回しています。
そして、夜行バスでも収録しているようで、普通のトーンで話しています。
今の時代、そんなロケをしていたらSNSで晒されて炎上、番組としての在り方がどうだという話になるでしょう。
どっちがいい時代かは一概には言えませんが、私が乗り合わせたらひどく不快だったと思います。
3.交通網の違い
90年代の私は、主に小学生として勤務していたため、当時の全国の交通事情を知りません。
当然LCCもないですし、新幹線も北海道には到達していません。
なので、サイコロの旅にしても、そんな選択肢はかなり減らされています。
代わりに深夜バスやフェリー、寝台列車などが出てきます。
確か、定期運航している寝台列車って出雲方面に行くサンライズだけだったような…
2000年頃から20年以上経ってますが、更に20年経つともう無くなってしまうかも?
一度くらいは乗ってみたいような、出雲に用がないような。
感想まとめ
水曜どうでしょう自体は、私が「人の顔のアップが嫌い」というのと、「スタッフがでしゃばるのが嫌い」という2点で、途中で視聴からフェードアウトしました。
ただ、食わず嫌いだった大泉洋については、克服することができたので良かったです。
さておき、90年代くらいの日本の風景を映した番組は他にも観てみたいですね。
50年前のドラマ「大忠臣蔵」は観ましたが、あくまで時代劇ですし…
昔々の旅番組とか、どこかで再放送されないかなあ。