昨日の今治城に続いて宇和島城のお話です。
場所と概要など
宇和島城は、これまた宇和島市の中心部(たぶん)から程近いところにあります。
関係ないですが、JR宇和島駅って終点のように見えるんですが、この先に鉄道はないんですかね。
駐車場は20台分くらいあったでしょうか。
駐車場からは徒歩1分ですぐに城内に入れます。
また、お土産屋などもあるので後でちょこっと写真も載せておきます。
宇和島城は、昨日の今治城と同じく藤堂高虎が築城。
今治城(1604年)より少し新しく、1601年に築城。
藤堂高虎は、宇和島城を作ってすぐに今治に転封されてしまったようですね。
けっこう急な坂を登る
こちらが入口の写真ですが…
今調べて気がついたのですが、この門は復元されたもの。
ほぼ裏側に「上立門(のぼりたちもん)」というのがあって、こちらは当時のままだそうで、そっちから入れば良かったですね。
基本的には石垣が立ちふさがっているので、斜面を登っていくことになります。
最初は多少舗装されています。
数分登ると、天守閣までの道が分かれます。
左は近いけど急、右は遠いけど緩やか。
当然、左の近道を選びます。
まあそこまで急か?と言われるとそれほどでもありません。
マスクしているとちょっときついですが、それでもノンストップで10分もかからないくらいです。
途中には、井戸のあった「井戸丸跡」がありました。
これが井戸のようですが…周りも囲まれていたので、底は見えず。
更に登ると、更に分岐。
ここまでくると、右は郷土館と児童公園なので、あまり関係なさそう。
迷わず左へ。
石垣が立派ですね。
こちらの本丸石垣は、2つの製法を組み合わせてできているようです。
こちらが二つの石垣の積み方が混ざっているところ。
斜め左上半分と斜め右下半分辺りでちょっと違いますね。
左上半分は加工した石を積んで綺麗に、右下半分は野面積みと呼ばれるそのままの意思を積んでいるそうな。
天守閣など
そこを抜けると、ほぼ天守閣の高さまで到達します。
約80mですが、周りの景色を見ると結構高く見えますね。
そして簡易なレールが引かれていました。
何か物資を運んでいたんですかね?
最後の階段まで来たのに城が見えない…?
と思ったらこちらが宇和島城。3階建てで小さ目ですね。
観覧料は200円です。
3階なので、中身を見るのはあっさりです。
資料などを熟読すればまた別なのかもしれませんね。
あとは年末・お正月らしい飾りがありました。
また周辺の観光情報なども貼ってありました。
ここで道の駅「きさいや広場」の存在を知れたので良かったです。
天守閣からの外の景色はこんな感じです。
たぶん見えている島は陸続きで行ける九島というもののようです。
拡大すると、クレーンや巨大な船など、水運は盛んみたいですね。
私は基本的に一般道でしたが、高速道路も走っています。
どこかに無料区間があったような…?ちょっとうろ覚えです。
他の城と違って、櫓(やぐら)などの他の建築物がありませんので、城を見ておしまい。
お土産屋と感想まとめ
上にも書いたように、大変こじんまりとしたコンパクトなお城でした。
ちなみに現存天守閣のある城は12城だそうですが、江戸時代には170個くらいの城があったうちの12個が残っているそうな。
1割以下と考えると、貴重と言えば貴重ですね。
最後に、上で画像をあげたお土産屋&観光案内所の「シロシタ」というのがあります。
綺麗な建物だなと思ったら、2021年夏にできたばかりだそうです。
築城は藤堂高虎ですが、すぐに飛ばされて「伊達家」が住んでいたため、伊達がメインで推されていました。
キャラクターも「伊達にゃんよ」でしたし。
また宇和島は5~6mの(アルパカみたいな形をした)牛鬼という山車を引いていく牛鬼祭りというのがあるそうです。
このフィギュア的にちょっと欲しかったんですが、本物を見てないので控えました。
そんなわけで、宇和島城でした。
コンパクトでさらっと見られますし、一方で現存天守ということで何となく感傷にもひたれるので、悪くないかなと思いました。