最近、自分の好物がよくわからなくなっています。
という、もやもやした気持ちを文章に整理してみようとしたところ、落としどころを見失ったために、やや失敗した記事です。
好きな食べ物は何ですか?というのは、オーソドックスな質問であり、幼稚な質問ともとらわれ、無難な質問でもあり、適当にしやすい質問であります。
つまりは、ある種の会話のきっかけの極致にあると言っても過言ではありません。
いや、過言かどうかよりも、会話のきっかけの極致という言葉の意味がよく分かりません。
さておき、この質問に意外と答えづらいことに気がつきました。
好きな食べ物とは何か?
言葉にするならば、ずっと食べていたいとか、満腹にならなければいいのにとか、そういう気持ちかなと思います。
改めて考えてみると、普遍的に好きなものがあまり思いつきませんでした。
食べて美味しいと思うことはあるんですけど、好きな食べ物として挙げるほどか?というとそうでもないような。
昔だったら寿司とかステーキとか答えていたように思いますが、聞かれた際に「今それ食べたいかと考えるとそうでもないな」と思ってしまうことが増えたというか。
寿司やステーキなら年齢のせいもあるのかなとは思いつつも、私の熱しにくく冷めやすい性格に起因するのかと思います。
食べている瞬間は、「あぁ大トロはなんてうまいんだろう」と思いますが、喉元過ぎれば旨さを忘れるような。
食べ物の味も、最近は「空腹度」が最大の変動要因かなと思います。
たぶん24時間何も食べなければ、落っこちてるコロッケでも相当美味しいでしょう。
逆に腹10分目状態では、どんなフィレステーキでも吐きそうになることでしょう。
空腹は最大のソースですので、何かとモノを食べるときは空腹にしておけば満足です。
一方で、食べていて不味い食べ物は少し出てきています。
基本的に蕎麦は好きでも「ここの蕎麦はまずい」という感じで、嫌いな食べ物とはまた違ってきます。
つまりは空腹度と品質によって、好物も汚物も変わっていくということですかね。
無理やりまとめるとすれば、「好き嫌い無し」ならば嘘でも偽りでもありません。
嫌いなものも(強いて挙げればあるものの)それほどありませんし、かといって好きなものもないってことで。
なので、「GOさんの好きな食べ物は?」と聞かれたら、「君と食べられるなら何でも美味しいさ」と答えることにしていこうと思います。
嘘です、思いません。