直近に観た映画はスラムダンクとすずめの戸締りでしたので、アニメが続きました。
下は、私がiPhoneで10秒くらいで手書きしたマリオっぽいふなっちょ。
ネタバレしても問題ない映画だと思いますが、一応ネタバレを含みますのでご注意ください。
概要
意外と言えば意外ですが、世界観は異世界ものになっていました。
マリオとルイージはブルックリンに住んでいて、父親・母親・兄弟らと暮らしています。
配管工として独立して「配管工事のスーパーマリオブラザーズ」を立ち上げたばかりで、あまり商売的にもうまくいっておらず、父親からも認められていない…という、よくあるアメリカ映画の設定のような感じでした。
ルイージはスマホまで持ってますし、現代にいることに少し違和感。
そんなある日、街で起きた大きな配管トラブルを直して一気に売れよう、ということで地下に潜ったところ、土管に吸い込まれて、いわゆるマリオの世界へ(キノコ王国などがある、ゲームと同じ世界)。
マリオはキノコ王国に辿り着きましたが、クッパのお膝元のダークランドに落ちたルイージとは離れ離れになってしまいます。
マリオはルイージを救いに行こうとしますが、途中で出会ったピーチ姫も、キノコ王国とクッパ軍団の戦争準備中。
二人+キノピオでコング王国と協力要請し、連合でクッパ軍団との戦いに挑む・・・そんな話です。
感想など
この映画が楽しめるかどうかは、マリオが好きなら、という大前提があると思います。
ストーリーはよくあるアメリカ映画という感じで、弟を助けたい、父親に認められたい、ちょっとヒロインが好き、急に覚醒して強くなる、大逆転で勝利、など。
ピーチ姫が戦うヒロインなのは、20〜30年前だったら無い設定だったでしょうね。
マリオは好きな方なので楽しめますが、客観的に考えるとまあそれなりかなと思います。
映像は本当によく動きます。こういうアニメ映画を観たのも久しぶりなせいもありますが‥
一番は音楽が良かったですね。
過去のマリオシリーズの曲のアレンジが多いのですが、懐かしさもありつつ、新しさもありました。
マリオシリーズやその他の任天堂ソフトも結構出てきました。
ドンキーコングは元々マリオファミリーなので主要キャラとして出てきますが、クランキーコングも頑張ってますし、ちらっとディディーコングも登場します。
他にも、バルーンファイト、パルテナ、レッキングクルーなどもチラチラと登場しますので、任天堂ファン向けにはいい要素かなと思いました。
2時間の映画ですが、後に残るものは特にありません。
よく、名画で人生観・価値観が変わったとか、何か学びが残ったとか‥ということがあると思いますが、そういう作品ではないかなと思います。
観ている間だけ楽しければそれでいいと思っているので「2時間楽しんで、はい終わり!」というのは、むしろ清々しいと感じました。
おまけにステッカーと資料本がくっついてきました。
あと、今回は3D版を観てみました。3D映画も初めてかも。
すごい飛び出てる!ということはなくて、可もなく不可もなく…という感想でしたが、逆に言えば違和感がなかったので、気が付かない程度に3D効果で没入できていたのかもしれません。
実写のマリオ映画の思い出
今回、マリオの映画化に伴って比較されるのが、昔々の実写版スーパーマリオの「スーパーマリオ魔界帝国の女神」。
1993年の映画なので上映当時の頃は正直よく知りません。
が、私が中高生くらいの頃に、私の周りでも(悪い意味で、ネタ的な意味で)話題になっていました。
中古ビデオ屋でビデオが500円くらいで売られていたので、買って観て観ました。
まあこれがなかなか酷かったです。
具体的に何がと言われるとあまり記憶にないのですが、酷かった、つまらなかった、ネタ的にはOKと思った記憶があります。
うろ覚えですが、靴マリオという、マリオ3でもそれほど目立たなかったマリオが活躍していたような・・・?
まあ実写版ファイナルファンタジーよりはマシなのかな。