燕三条に行ったからには、ものづくりに関連することをしようかなと。
燕市産業史料館の場所など
燕市にある産業史料館に行ってきました。
ここの一番のネックはアクセスです。
車がないと遠いですね。
燕三条駅からは徒歩30分くらいかかります。
コミュニティバスも出ているのですが、1日4便しかなく、特に帰り16時30分閉館なのに16時59分に出るというチグハグ感。
燕三条駅から、行きはタクシーで行きました。ひとり旅でタクシー使ったのは初めてかもしれない。
1200円くらいかかったので、これなら歩けば良かったかなと思い、帰りは歩きました。
入場料・入口など
入場料は、大人400円です。
行政施設なので安いですね。
スプーンベンチ。長澤まさみがサインしたとかなんとか。
展示
展示は燕市の歴史紹介や、様々な加工品が並んでいました。
燕市がなぜものづくりの街になったのか?
燕市には度重なる河川増水で農家が貧しく、副業として和釘づくりが発展しました。
その後、銅山があったり、川を使った物流網があったり、職人が会津若松などから移住したりして、ものづくりの基盤が整いました(ということらしい)。
燕市の工業品の中でも、燕の槌起銅器(ついきどうき)は有名らしいですね。
一枚の銅板から、様々な器などを作る技術です。
キセル、食器類、花瓶などに広がっていったそうです。
【新潟県ウェブサイト】
スプーン
なぜスプーン?とは思いましたが、伊藤さんという方の集めた世界のスプーン館がありました。(展示のコーナーです)
何百本?千本?にも及ぶようなスプーンが並んでいます。
スプーンか…と侮っていましたが、なかなか面白いスプーンが多いです。
体験コーナー
展示だけだとそれほど多くありませんが、さすがは燕市、ものづくり体験ができます。
空いていれば、その場で申し込み・参加が可能です。
最初は、鉛スプーンを化学変化でカラフルにする実験(500円)をやろうとしたのですが、輩っぽい人達が大量にいたので諦めました。
そこで代わりに「槌目入れ体験」をやってみることにしました。
槌目とは、金づちで鉄をガンガン叩いて模様を入れていくものです。
一番小さな銅の「ぐい吞み」(2,000円)にしました。
こちらがグッズです。
このままつるんとして綺麗なぐい吞みでも良かったのですが…
ぐい吞みを型にはめます。
あとは、左手でゆっくりとぐい吞みを回しながら、右手でガンガン叩いていきます。
最初は、左手ゆっくり&右手ガンガンの力加減が難しかったですが、指導を受けるうちに徐々に形にはなりました。
20分ぐらい叩き続けた結果がこちら。
中までぼこぼこになっていた方がいいみたいです。
叩き上げたものは、もちろん持って帰れます。
感想まとめ
他ではできない、なかなか楽しい体験ができました。
燕三条(燕市ですが)ならではですね。
ただ、慣れないハンマー作業のせいか、その後、左手の親指がおかしくなってしまいました。
曲げた状態で指がものすごく痙攣するようになり、スマホ操作がほとんど不可能。
治るまでに2日かかりましたが、あれは何だったのだろう…?振動を受け過ぎたのかな。