昨日の続きと言えば続きみたいな話。
「出版文化産業振興財団」が9月18日に発表した、書店のない市町村の数の話。
全国の書店が減少しているのは知っていますが、書店がない「市」は15道県の24市だそうです。
「町村」までいれると、27.9%の市町村に本屋がありません。
だいたい1800弱の市町村があるはずだから、だいたい500くらいの市町村には書店がないんですね。
【直pdfリンク】
https://www.jpic.or.jp/topics/docs/4eba38157f49c7dab4273095f1daa2f4cc835ac0.pdf
千葉県白井市もそのひとつ(しらいじゃなくて、しろいです)。
人口も6万人いますし、駅前のマンションなども立派で県内ではやや都会寄りのイメージだったので意外でした。
もっと関東圏から外れたところかなと…
まあ市域がかなり小さいのと、隣に買い物環境の整った印西市があるので、それで充分なのかもしれませんが…
最近駅前が大規模に開発された、千葉県袖ケ浦市も無書店でした。
こっちは木更津に行けばまあ本屋はあるでしょうが…
なので、一概に市町村で区切ることに意味があるかは微妙ですけどね。
市境に住んでいて、歩けば5分で行ける人もいるでしょうから。
ただ、例えば自宅から半径2〜5km以内に書店がないと、小学生ならほとんど書店に行くことは難しいでしょう。
昨日も触れた文化庁の報告書によると、本を手に取るのは書店が半分くらいだそうです。
私も一時期はネットで買うのが中心になってましたが、最近は書店に行くようにしています。
やっぱり直接手に取って買う方がいいんですよね。
ただ、冒頭の調査は取次会社と取引のある書店のみで、古書店は含まれないそうです。
中高生の頃はお金もなかったので、個人経営の古本屋での購入が中心でした(主に漫画でしたが)。
いずれにしても、身近に本に触れる体験ができる場所はある程度あった方がいいんじゃないかなと思っています。
理想は普段通る経路上にあることですかね。
通学路とか、大人ならば駅前に大概ありますが。
図書館でもいいとは思いますけどね。