「私はチクワに殺されます」 五条紀夫 著
概要
ある住宅で、無理心中と思われる夫婦の遺体が発見された。
妻は全身を刺身包丁で滅多刺しにされ、体には穴が開けられていた。
夫は鴨居に縄をかけ、返り血を浴びたまま首吊り状態で発見される。
ただ一般的な心中事件と違ったのは、一つの居室が数万本のチクワで一杯になっていたこと。
夫の遺体から見つかった手記には「私はチクワに殺されます」から始まる、チクワを巡る戦いが記されていた。
感想
まあまあサクッと読むにはいいんじゃないでしょうか。
チクワに注目したという点でも面白いと思います。
これがフラグだろうなと思う部分は大抵ハズレで、これなの?というのがフラグでした。
裏切られて良かったという人もいるかと思いますが、私は当たってる方が好き。
文庫本の中でも200ページもないくらい薄いので、1時間ちょっとあれば読み切れました。
1章は手記というの名の独白、2章は違う人物の視点でのインタビューという名の独白=会話文に近いので、更に読む時間は短かったです。
百年の孤独が10時間以上かかっていたので、だいぶ違いますね。
ちくわについて
ちくわについては、このブログでも以前触れています。
ちくわの穴というのは、筒状に見える、一般的には直径1〜2cmのものではなく、実はその外側全てがちくわの穴、つまりこの世界の99.9999.........%はちくわの穴の中にあるという私の学説です。
大雑把な系統としては、それに近い話だと思います。
ちくわの武器化について
ハットリくんの親父かよ!というツッコミも考えましたが、彼は鉄アレイも投げてくるからであって、ちくわで攻撃はしていませんでした。
あと、ファミコンのハットリくんは実際にプレイしたことは1〜2回程度しかなく、私より10年くらい上の世代のネタなんですよね。
ちなみにChatGPTに描いてもらった絵はこちら。
こんなハットリくんだったらいやだな。
ちくわと忍者
別のちくわの話。
確か、「忍たま乱太郎」に出てくる土井先生が練り物を食べられないのは、父親がちくわをストロー代わりにしておでんの汁を飲んでいたところ、誤って喉に詰まらせて死ぬのを見てしまったから…だったように記憶しています。
たまたまどちらも忍者でしたね。
何か忍者とちくわに縁があるのか…