最後の昭和感。
近隣に住んでいた伯母(叔母)。
叔母と言いつつ、正確には父親の叔母なので大叔母って言うんですかね。
夫(私から見て大叔父)の死亡に伴い、半世紀住んだ千葉を離れて、元々の家系のルーツのある西の方へ引っ越すとのこと。
多少引っ越しを手伝ったり、荷物を引き取ったりしてきましたが、引っ越し当日には立ち会えなさそう。
叔母は私が知る限り、最後の「昭和時代の女性らしい女性」のような人でした(今なら旧時代的とも言えますが)。
育ちがいいこともあって、語尾は「ですわよ」とか「かしら」みたいな丁寧な言葉遣いでした。
夫を長らく支え、三つ指ついて…とまではいかないまでも常に少し下がっているような感じ。
子どもの頃はそんなもんかと思っていたのですが、成人になってから、更に最近はこういう人は貴重だったなと感じるようになりました。
自身の故郷に帰って余生を過ごすようです。
元々直系で繋がっているわけではなく、ここ最近は冠婚葬祭以外では会う機会もありませんでした。
もう2度と会うこともないでしょう。