国の調査よりシリーズ。
あなたは過去1年に文化芸術鑑賞をしていますか?
このブログを読んでいる方はおそらくしていそうなイメージを勝手に持っています。
ここからは、以下の調査結果を踏まえつつ書いていきます。
【文化庁・文化に関する世論調査報告書(2024年3月)より】
https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/pdf/94109101_01.pdf
で、この報告書によると、
「あなたは過去1年に文化芸術イベントを鑑賞しているか?」について、「した」人は50%未満の45.3%しかいないようです。
2023年1~12月なのでコロナの影響も多少ありますが、2022年は52.2%なので、更に減ったことになっています。
文化芸術イベント=美術館やアートフェスなどだと半数以下でも納得なのですが、「映画鑑賞」も含まれているので、もっと高くてもいいのかなと思います。
「行かない理由」は①「関心がない(23.6%)」、②「近所で公演や展覧会などが行われていない(15.6%)」、③「入場料・交通費など費用がかかり過ぎる(14.0%)」がトップ3。(「特にない・分からない」が40.4%いますが)
ネットでいくらでも見られるからか?と思いきや「テレビ、ラジオ、CD・DVD、インターネットなどにより鑑賞できる(鑑賞した)ので」は5.7%と大した割合ではありませんでした。
「特にない・分からない」と「関心がない」はほぼ同じでしょうから、6~7割の人は関心がないんでしょうね。
その他の人は、時間とお金と体力の問題かなと思います。
遠くにあっても時間と金と体力があれば行けるでしょうが、そこまでのコストを払ってまで行きたくはないということでしょうし。
ここから日本の人口集中と文化集中の問題や、嘆かわしい!といったことを論じようと思えばできますが、それはやめておくとして。
改めて、私の住む環境は恵まれた場所なんだろうと思います。
映画館・美術館は徒歩圏内ですし(質はさておき)、博物館もあるっちゃあります。
少し足を延ばせば県内なら幕張メッセ、都内ならビッグサイトもあります。
上野は言わずと知れた文化施設の集中地ですが、そこも1時間圏内で日帰り可能です。
最近はより都心部でもいろいろ開催されてますしね。
なので、こうした地の利を生かしていろいろ経験しないのはもったいない気がします。
元々は文化芸術に関心のない6~7割側の人間なんですけどね。
とりあえず来月は「ポケモン工芸展」に行ってきます。