「けごえ」じゃないとは思いましたが、「もうつうじ」とは読めませんでした。
アクセスなど
毛越寺は、中尊寺の比較的近くにあります。
一ノ関駅からも車で20分くらいのところ。
こちらは世界遺産、そして庭園が特別名勝に指定されているありがたい場所です。
中尊寺と同様に850年に円仁が建立。
一度焼け落ちましたが、奥州藤原氏によって再興され、庭園も整備されたようです。
なお、大人700円かかります。
境内の様子
境内はこんな感じで、左右に松の木などが植えられた格好です。
11月末頃、今年は暑かったこともあってか紅葉の真っただ中でした。
青い空と赤い葉が映えます。
庭園の様子
特徴的なのはこの池を備えた庭園です。
といっても全体像が分かりにくいですが…
毛越寺の公式WEBサイトより地図を拝借。
左下から境内に入って行きますが、右手側に巨大な池があり、そこが浄土庭園と呼ばれています。
縦方向には100mくらいはあるでしょうか。
中島などもあります。
ちょうどカモ隊がくつろいでいました。
かつては池の周りに講堂などのさまざまな施設があったそうです。
ただし現在はほぼ何もなく、基本的には「跡」だけ。
開山堂は建っていました。
講堂跡。
金堂円隆寺跡。名前はすごくゴージャス。
この遣水(やりみず)は珍しいそうです。
簡単に言えば池に水を引くためのものですが、平安時代から残っているのはここだけだそうな。
そんな感じで、かつての庭園は豪華絢爛(というよりは静的な美しさかな)だったようです。
感想まとめ
まあどんなものも滅びる、盛者必衰…
と言いたいところですが、もう900年、寺の建立からは1000年以上経ってますからね。
今なお、遺構とはいえ残っているだけでもすごいと思います。
そんなわけで、毛越寺でした。もうつうじ。もうつうじ。
在りし日はさぞ素敵な姿だったんでしょうけどね。
今は想像で補うのみです。
紅葉は綺麗でした。
おまけ1:ポケふた
猊鼻渓に続き、毛越寺にもポケふたがあります。
駐車場の片隅、東屋の裏の目立たない場所にありました。
ここにはクレセリアとルナトーン、小さくイシツブテが映ったもの。
一応、こちらも再現してみました。
ドサイドンよりは大きさの差異がないので、まあまあです。
おまけ2:白頭巾集団
帰り際、白頭巾をかぶった10人くらいの集団がぞろぞろとやってきて、寺の本堂前でぐるぐる回りだしました。
言葉を選ばず率直な感想は「怪しい集団がやってきたわ…」と思いましたが。
が、寺側もお坊さん3人が出てきて何か唱えています。
よく見ると白頭巾の下は学生服を着た人もいますし、骨壷のような箱を持っています。
こう見ると、おそらくは供養または葬儀なのかなとも思います。
なので、撮った写真は掲載しませんが、ちょっと風習が違うと驚きますね。