前にもちょろっと書きましたが、改めて。
ドラゴンボールDAIMA、全20話を観終えましたので、感想をつらつらと。
多少はネタバレがあります。
ストーリーはそれほど面白さを感じませんでした。
結局、悟空やベジータ以外の全員まで子どもになった意味はあまりなかったんですかね。
まあ大人が残っちゃうと、なら魔界には大人が行けってなっちゃうか…
アリンスやデゲスなども存在感がやや中途半端な感じでしたし、グロリオもあっさりと裏切った印象です。
バトルと進行についても、雑兵相手に苦戦したかと思えば、急に無双したり、魔界の誰もが勝てないとされるタマガミを比較的簡単に倒したり。
敵に苦戦する割には超サイヤ人にもなかなかならないし…
あとは飛行機関係のトラブルが何度も何度も繰り返されるのが、全20話しかないのにテンポ的にかなり悪かったように感じました。
鳥山明がやりたかったのはバトルではなく冒険物。
という話はドラゴンボールの連載中から聞かれますが、こういうことだったんでしょうか。
ミスターサタンが好きらしいですし、真剣過ぎるバトルよりは、これくらいがいいんでしょうね。
元々、個人的にドラゴンボールに対してあとは主人公の孫悟空にあまり魅力を感じないんですよね。
セル編や魔人ブウ戦はそれなりに考えていたように思いますし、ナメック星でのフリーザ戦は、終始真面目でした。
ただ今回はあまりそういう真面目な雰囲気もなく…
40歳くらいのおっさんが、
◯オラ、腹減ったぞ
◯オラ、強えやつと戦いてえ
みたいなことばっかり言ってるのが、何だかあまりに幼稚というか、冷めた目で見てしまって。
子供のサイズになったおかげで、その印象が更に強くなりました。
ギャグ要素も変に口説く、個人的には面白くないのでない方が良かったかな。
ベジータとブルマのお風呂の話とか。
ただ最後には「みんなで戦うぞ」的なことを言うようになっていて良かったです。
また、戦闘シーンはやっぱり大人の方が圧倒的に恰好いいですね。
私が大人になったから云々というより、ドラゴンボールという作品に過度に期待してしまったのがいけないのかなと思います。
ドラゴンボール超のような、強さがインフレ仕切ったり、弱かったキャラが突如活躍したりするのがいいのか悪いのか分かりませんが、キャラクターは慣れ親しんだ人たちが活躍する分、DAIMAより超の方が良かったかな。
そう考えてるうちに、ドラゴンボールは私が少年当時は面白かったのかもしれないけど、結局は何が面白かったんだろうと思わなくもない。
大人でもDAIMAを気に入ってる人が多いのは(ネットで見た限りは)知っています。
また亡くなられた鳥山明氏の遺作にもなってしまいましたし。
一方で気になったのは「DAIMAが最初のドラゴンボール」という人、特に子ども達は楽しめたんでしょうか?
ストーリーは大人向けではないと感じる一方で、ちびっ子や少年少女たちにとっては、よく知らないちっこいオッサンの冒険で、それが理解できるのかなと。
一応オープニングでこれまでの歴史みたいな紹介はありましたが、超サイヤ人とか神龍とか悟空とベジータの関係とか、そういう設定についていけるのかな。
と、とりとめもないことを思いました。