前回来たのは6年くらい前。
ガンガラーの谷について
ガンガラーの谷は沖縄県南城市にあります。
那覇市の中心部からは車で30分ほど。
隣におきなわワールドという観光施設もあるので、公共交通機関でも来られるのかも。
たぶん運営は一緒?
ガンガラーの谷はガイドツアー以外で入ることはできないので、事前予約した方がいいでしょう。
駐車場は数十台分くらいあるのでたぶん平気。
ガンガラーの谷について。
ここは昔々に川が通っていて、それがなくなり、また鍾乳洞が崩落したことで谷&洞窟化したようです。
名前の由来は、石などを落とすときに「ガンガンガラガラ」みたいな音で落ちることからついたそう。
また7000年前くらいには港川人と呼ばれる人類が暮らしていたとか。
2万年前の世界最古の釣り針なども発掘されたそうです。
そんな自然あり、歴史ありな場所です。
入口がこちら。
いきなり洞窟が迎えてくれまして、その中にある受付を済ませます。
時間までは500円で飲み放題の飲み物などを飲みながら待っていました。
こちらはCAVE CAFEと呼ばれています。
照明がピンクっぽいせいで、iPhoneで撮ると桜の花みたいになっていますが、全て岩です。
ツアー開始
時間になると、ガイドの方の説明を受けます。
イナグ洞(女性信仰)、イキガ洞(男性信仰)などの洞窟や、大王ガジュマルなどを見て回る、1時間ちょっとのコースです。
CAVE CAFEから外に出ると、まずはジャングル感のある道を歩きます。
目の前のぶっとい竹が目を引きます。
日本の竹ではないようです。
太さは直径30㎝くらいはあるでしょうか。
1日に30~40㎝伸びるらしく、植え方によっては建物を破壊できそう。
他にも巨大なガジュマルなどを見ながら進みます。
ガジュマルは根っこを降ろしていくため「歩く樹」とも言われています。
道沿いにもガジュマルの根が下りて来ていて、そのうち通れなくなるかもしれませんね。
イキガ洞
イキガ洞は男性信仰、子宝祈願と言われます。
その理由はシンプルで、男性のように見える岩があるからです。
ご立派ですね。
もうひとつのイナグ洞は、縦穴のため入ることができません。
が、中に行った人が撮影した、女性のおっぱいにしか見えない岩の写真を見せてもらいました。
確かにまんまるに近い岩が2つ並んでおり、先端にぽっちが付いていました。
自然にできた…というよりは誰か、むらむらして掘ったのでは?という印象ですけどね。
ガジュマル
そして一番人気が大主ガジュマル。大主=ウフシュと読みます。
確か樹齢150年くらいだそうです。
高さは20mほどで、高さだけでいえば沖縄県内でもトップ説もあるそうです。
これのインパクトは6年前と同様、やっぱり大きいですね。
そして地味ですがこちら。
画像だと縮尺が分かりにくいですが、人の立っている辺りの階段。
ここは民間の方の墓であり、時々墓参りなどしにくるそうです。
最後はこちら。
洞窟部分を15㎝ほど掘ってみたら、人の骨が発見されたとか。
周りの石の並びからして、ここで弔われたものとされています。
アクセサリーなども見つかったそうです。
約3000年前にここに人が暮らしており、文明を築いていたんですね。
そんな神秘的な場所です。
地上に出たところで、この時期しか見られないヒスイカズラが咲いていました。
花の色としてはかなり珍しく、いいですねえ。
そんなわけでガンガラーの谷でした。