ネタバレを避け続けられないので。
なお、この先はネタバレを含みます。
批判的な書き方もありますが、総じて面白かったとは思ってます。
ストーリーについて
一年戦争でジオンが勝つ世界線なのね、と思って見ていたら、作中でも並行世界だったとは。
(一年戦争でシャアが死んでいたので、また少し違うみたいですが)
シャリア・ブルは結局どこまで考えていたんですかね。
アルテイシアを擁立する準備をしていたらしいので、最初からシャアも後々邪魔になるから始末する気で探していたんでしょうか。
並行世界的なストーリーは良かったんですが、機動戦士ガンダムを見てない人、主に若者はついていけたのだろうか?
キャラクターとモビルスーツについて
キャラクターの魅力は正直あまりなく…
特に「と、ガンダムが言っているの人」はエヴァンゲリオンのカヲル君以上に魅力が分からなかったので、あんなに執着する理由もよく分からず。
第6話くらいから若干恋愛要素が出てきたのがちょっと。
Gガンダムのエンディングくらい突き抜けてればいいんですけど、SEEDみたいなドロドロネチネチしたのはいまいち。
ガンダムに関わらず、私が余計な色恋ものに興味ないせいなんでしょうけどね。
ララァは初代ガンダムを観ていたときから、そこまで入れ込む存在なのか?と思ってましたが、今作では更に神格化されていました。
ただ、46年前からそういう扱いを受け続け、シャアとアムロの確執を生み続けていたので、そう考えるとビッグな扱いでいいのかもしれません。
モビルスーツは、全体的に映像が綺麗&展開が早過ぎて、全体像がよく分からないまま終わりました。
特にジークアクスについてはエヴァンゲリオン的な要素が強いなと感じましたし、サイコミュとはいえ勝手に動いたり覚醒したりと、もうSFというよりファンタジーに近い感じかな。
ラストのガンダムの巨大化はちょっと萎えました。
Zガンダムのエンディングのオーラを纏うのもいまいち釈然としませんでしたが、説明なく巨大化(10倍以上?)になるのはちょっとね。
ニュータイプ
アマテやニャアンはニュータイプというだけで、戦いにおいては強過ぎる感じでした。
黒い三連星(2人だったけど)も覚醒したニュータイプの力にあっさり負けましたし…
モビルスーツ、アーマーもサイコミュ等でニュータイプ専用機が圧倒的に強かったですし。
まあ初代ガンダムから、主テーマにニュータイプがあったそうですし、今作の最後もニュータイプの成長みたいな話でしたしね。
ただ私のようなオールドタイプにはニュータイプ論争はあまりついていけないので…
感想まとめ
長く書いてますが、そこまでガンダムに詳しいわけでも思い入れがあるわけでもありません。
トータルの感想としては、まあまあ面白かったです。
初代を見直しているなか、覚えていなかったキャラでもジークアクスに出ていたなと後から気づくことも。ペルガミノさんとか。
たぶん私が元ネタを知らない・覚えていない部分も多々あるのでしょう。
正直なところ、アマテにもシュウジにもそれほど興味が湧かず、最後の方で「ララァはそんなの望んでいない!」なんてアマテが訳知り顔で叫んでいるのもよく分かりませんでした。
が、シャア含む政治的な動きの方は面白かったかな。新キャラ無しで、ジオンが勝つIFストーリーとしてやり直してくれても良かった気もしますが、それは冒涜なのかもしれません。
ブライトやカイなど、セイラ以外のホワイトベースメンバーが誰もいなかったのは残念。
クランバトルだけで終わったらGガンダム未満(Gガンダムも嫌いじゃないけどね)の作品だったと思いますが、そこにIFが加わって良かったです。
とはいえそこまでハマったわけでもないので、12話くらいで終わってちょうどいい長さだったかな。
初代ガンダムが面白かったという再確認にもなりましたし。
ネタバレ問題
ララァが出るのは知らなかったのですが、古谷徹が出るというのは、ネットニュースの見出しで「ジークアクス最終回 古谷徹出演でファンなんとか」みたいなタイトルを観てしまってがっかりでした。
まあアムロが出るかと思ったので、それははずれたんですが…
SNSは仕方ないとしても、ネットニュースの見出しは勘弁してほしい。