忠臣蔵も見終えたことですし、ゆかりの地である泉岳寺にやってきました。
東京都庭園美術館からも歩ける範囲です。
忠臣蔵を見た過去記事。
泉岳寺の場所ですが「泉岳寺駅」から徒歩2分ほど。
また、JRの高輪ゲートウェイ駅からも歩いて5分ちょっとくらいです。
目黒駅から庭園美術館経由で歩いて行ったので、そこそこ疲れましたけどね。
面積はそれほど広いわけではありません。東京の一等地ですしね。
しかし曹洞宗の寺としては都内では中心的な寺だそうです。
あまり詳しくは分かりませんが…
そして浅野内匠頭が弔われた場所であり、赤穂浪士が吉良上野介の首を無事に討ち取って報告に訪れた場所です。
浅野内匠頭の像はありませんでしたが、大石内蔵助の像がありました。
獅子吼って「ししこう」だと思ってましたが、「ししく」って読むんですね。
獅子が吠えて獣を従わせるように、悪いものを従わせる仏教用語のようです。
立派な松の木。
そして本堂に向かって左手方向に、赤穂浪士達の墓所があります。
同じ敷地内ですので、徒歩何分というレベルではなくすぐ隣です。
また、その手前にはいくつか謂れのあるものも。
こちらは大石主税(ちから)が切腹した松平家の屋敷にあった梅だと伝えられています。
こちらはもう少し前、浅野内匠頭が切腹した際に血がかかったと言われる「血染めの梅」と「血染めの石」。
名前だけ聞くと物騒ですね。
こちらは「首洗い井戸」。
ここで吉良上野介の首を洗ってから、浅野内匠頭の墓前に報告したそうな。
そしてお墓参り。
入口で300円を払い、大量のお線香をもらいます。まあ入場料代わりですね。
まず、浅野内匠頭のお墓があり、その後の赤穂事件により大石家ほか赤穂浪士達のお墓がここにあります。
また、妻である遥泉院や大石内蔵助は少し豪華なお墓です。
レイアウトはこんな感じ。
赤穂浪士は事件後に4つの家に分けられましたが、その4家ごとに並んでいます。
生き残った寺坂吉右衛門、討ち入りに参加していない萱野三平も含めて48人分です。
ただし実際は骨が埋められているのではなく、ここに墓標があるというだけのことのようです。
基本的には、簡単な墓石と線香台がある程度です。
息子の大石主税(ちから)は屋根付きで、少し豪華なお墓でした。
それでさて墓参りをしようというときに、同じ参拝客の爺さんに捕まりまして…
これがまた話が極めて長く、寺坂吉右衛門の話だけで5分くらい話しかけてきました。
気持ちに余裕があれば聞いていても良かったのですが、歩き回って疲れていたし、線香は燃えてきているし、暑い上に雨も降ってきたしで、かなり不快でした。
話の途切れたところで上手くやり過ごしましたが、今度は私ではない別の男性が捕まっていました。
彼を犠牲に、その人に捕まらないがために、ささっと線香をあげてきました。
48個+浅野内匠頭らの墓もあるので、線香をそなえるだけでも結構大変です。
爺さんに捕まらないように、赤穂義士記念館にも立ち寄れず、ベンチで休憩もできずと少し残念でした。
墓参りは一度やれば十分ですが、今度落ち着いたときに記念館にも行ってみたいですね。
そのうち赤穂にも行きたいなあと思いつつ、いつになることやら。