郷土歴史館なんて大したことないかと思いきや、さすがは港区。
なお、私は致命的な猫アレルギーです。
港区立郷土歴史館
庭園美術館~泉岳寺をふらふらしているときに、こんなポスターを見かけまして、行ってみることにしました。
目黒駅からは歩いて15分、庭園美術館から5分ちょっとくらいでした。
全く知らなかったのですが、建物が想像の10倍くらい立派でした。
元々「公衆衛生館」という国の研究施設で、今では歴史観になっているものの、建物自体が凄いです。
ネコとの歴史
ネコ展は、写真が一切禁止でした。
会場は小さかったですが、猫と人類の歴史や猫が登場する歴史的資料などが所狭しと並んでいます。
古墳時代の皿?に猫の足跡がうっかり押されている展示が良かったです。
言われてみれば、鳥獣戯画にも猫は登場していたことを思い出しました。
あとは化け猫・妖怪のお話や、擬人化されたネコの漫画。
擬人化されたネコというよりは、人間の暮らしや動きを顔だけネコにした絵でした。
猫ピッチャーに通じるものがある。
館内(展示会場以外)でクイズラリーが行われていて、4か所に掲示されたクイズに答えるとポストカードをもらえました。
こちら。
4階のギャラリーでは、「うちのネコ写真展」が開かれていました。
応募総数2,703通のうち、50作品が掲示されており、気に入った猫の写真に投票することができます。
写真を撮るのもなあと思ったので、興味のある方は現地にて。
話を戻して、ネコとの歴史について。
人類の歴史において、猫よりも犬の方がメジャーな気がします。
招き猫は古くからありそうですが、犬は石器時代から猟犬で活躍したとも言われますし、狛犬やお犬様などもいます。
ネズミ捕り要員として街ネコのような存在はあったようですが…
江戸時代には、ペットのように飼われるケースも見られたそうですね。
近代のキャラクターとしては、キティ、ドラえもんなど犬には勝っていそうです。
犬のメジャーなキャラクターってなんだろう?スヌーピー?
ただキャラクター界で言えば、ミッキーとピカチュウがいるネズミが最強ですね。
あと、今回買いませんでしたがお土産がかなり安かったです。
普通の企画展だと3倍くらいのお値段がしてもおかしくないですが…
【ミュージアムショップ】特別展「“#Lifewithネコ”展」関連グッズを販売中🐾
— 港区立郷土歴史館 Minato City Local History Museum (@minatorekishi) August 22, 2022
かわいらしい猫と犬の陶器の置物セットです🎶
メモ押さえ、箸置き、インテリア小物等としてご利用いただけます😊❣️
🎁置物 猫と犬/220円 pic.twitter.com/sKgKTRndhq
建物について
ネコ展はさておき、この建物の壮大さには驚きました。
こちらは2階ロビー。
間接照明は近年追加されたのだと思いますが、円形で外の光が取り込まれるようになっています。
床はモザイク長だったり、格子なども細かい細工がされています。
3階は吹き抜けなのに4階は床があるなど建築物としても特徴的。
(建築は素人なのでいまいち分かりませんが)
施設内は結構うろうろできます。
外観の通り、かなり巨大な施設。こちらは講堂ですが、行灯祭りに備えて?作品が置かれていました。
デロンギっぽいヒーター。
1階にはカフェ、5階か6階には学童があるなど、開かれた施設でもあるようです。
1階の旧図書館には、古代~昭和の展示がこれまた凝縮して(ある意味乱雑に)置かれています。
近代前のこの辺りの地図などもあり、興味のある人はいいんじゃないでしょうか。
それでいて、エレベーターも最新ですし、トイレが非常にきれいでした。
そんなわけで、ネコ展以上に建物の歴史的な佇まいと中の機能の充実っぷり、そしてこんなところで育つ子どもというのは羨ましいものだと思いました。