毎度おなじみ、上野にある科学博物館に行ってきました。
今回の企画展は、「大哺乳類展2」(3月21日~6月16日)。
上野と言えばまだまだ大行列の、パンダちゃんも出てくるよ。
哺乳類とは
まずはお勉強として、哺乳類について復習です。
ざっくり言えば、乳を子どもに与えて育てる、脊椎動物の一種です。
これを読んでいる貴方も、たぶん哺乳類です。
哺乳類は、今から2億2千万年前ころに地球に誕生しました。
現在、地球上には5,400種類以上が存在しています。
陸だけではなく、海にも空にも存在しています。
それを可能にしているのが、両生類や爬虫類とは違う、恒温動物であること。
また、様々な環境にいるということは移動運動(ロコモーション)もそれぞれの環境に合わせて適合しています。
全体的に以下の画像を参考にしました。
一口に哺乳類と言っても、系統別にはかなり多く、27種類に分けられています。
ハリモグラとカモノハシは特別枠みたいですね。
哺乳類展2の構成
哺乳類展2は、副題が「みんなの生き残り作戦」となっています。
哺乳類は、古くは恐竜たち爬虫類が支配する世界で生き延びてきました。
その特徴として、移動や食事、生殖などに分けて展示しています。
さっそく上野のパンダを公開
上野のパンダってこいつですかね?
ちなみにちゃんとした上野動物園のパンダは、大行列なんで行くもんじゃないですね。
そもそもパンダってそんなに見たいですかね?
一人で動物園行くくらいには動物好きな私ですが、パンダ見るならクマの方がいいかな。
骨格標本がいっぱい
パンダはさておき、展示としては骨格標本がたくさん並んでいます。
いきなり、象の巨大骨格がお出迎え。
骨格標本を観ながら、哺乳類の「立ち方」について学べます。
爬虫類や両生類は這いつくばっているのが基本ですが、哺乳類は重力に逆らうように立っています。
アザラシくんの骨格はむしろよくこれで陸上に出てこられますよね。
もはや魚類。
こちらはカバ。思ったより小顔でした。
奥の大きいのは、ミナミゾウアザラシ。他の良きものとは群を抜いて大きいです。
可愛らしいラッコも、骨にしてしまうと何だか分からない生き物に。
ナマケモノ。こう見ると、虫っぽく見えなくもない。
こちらはシャチなどのアゴの標本。何と可動式です。
もはや怪獣の口のようですね。これは殺されますわ。
ひょいっ。
はく製もいっぱい
骨格だけではなく、はく製も数多く並んでいます。こちらは数が多過ぎ。
これって元々、上野科学博物館の常設展示にあったはく製なのでしょうか?
やはりカモノハシは哺乳類と言うのに少し違和感がありますね。
カンガルー、アルマジロ、ハリネズミ、カピバラなど。
上からは、海の哺乳類がぶら下がっています。あとナマケモノとかね。
ウサギやネズミなど、小さいのもワラワラと並んでいます。奥には大きなクマもいますけどね。
さっきは骨になっていましたが、毛が生えて愛らしさを取り戻したラッコ。
アザラシ、アシカ系はかわいいですね。
ちなみにはく製に触れるコーナーもあります。
固い部分や柔らかい部分、毛足の長短など、いろいろな形でできています。
中身は無いので軽いですね。
ミナミゾウアザラシがでかい
はく製のコーナー、後半は大きな生き物達も。
クジラが大きいのは知ってますが、ミナミゾウアザラシが本当に大きかったです。
今回、一番印象に残ったのはミナミゾウアザラシですね。
クマよりも圧倒的な威圧感。これはぜひ現物も見てみたいなあ。
まとめ:人類も哺乳類である
今回は大哺乳類展、かつ生き残りがテーマの展示でした。
哺乳類の中でも、肉体的には貧弱な我々人間。
そこを知恵と共感力で社会と文明を築き、今日の繁栄をもたらしています。
生物の生き残りという意味では、大勝利と言えるのではないでしょうか。
それなのに、我々人間は同種族同士で殺し合います。
他のほとんどの動物では、そんなことはありません。
いったいなぜ…
と、別に真面目な話をしたいわけではないのでこの辺で。後は皆さんで考えてください。
私から言えることは、ミナミゾウアザラシがでかいということくらいです。
しかし残念ながら、国内で生体のミナミゾウアザラシはいないみたいですね。
おまけ1:生殖機能
これについては、またGoogle Adsenceから怒られても嫌なので、画像のみ貼っておきます。
おまけ2:お土産売り場
グッズ売り場は、大量のぬいぐるみで埋め尽くされていました。
みんなそれなりに買っていっているようでした。
ぬいぐるみは高いので、ガチャっと一回回してみました。
ただ、これは300円にしてはチャチなので、止めといた方がいいかも。
最後のおまけ
コビトカバのはく製の後ろ姿。
この丸みのあるボディがいいですね。いい尻。
まとめると、近くにお住まいの方もしくはお子さんが小学生くらいの方は、楽しめるかと思いますよ。